我が家にないもの。本棚・食器棚・リビングボード・テレビボード…「置き型の収納家具」を持っていません。
昔は全部持っていましたが、今はどれも持っていません。
この記事内では、大人の男性二人でないと持ち運べないようなサイズ・重さの、収納することを目的に作られた箱物家具、という意味でこの言葉を使用したいと思います。
夫婦二人暮らしには持て余すほど広かった以前の部屋・78m2の一軒家から、今の44m2のアパートに越す時に、身軽になりたかったので随分たくさんの箱物収納を手放しました。
本棚・食器棚・テレビボードを手放し、リビングボードだけが残りました。そのリビングボードも、2年前に手放しました。
リビングボードを手放して置き家具収納自体置くことをやめたきっかけは、防災と、ある虫が発生したことでした。 有事の際に凶器になるものを置かないようにしたいと思った
持ち物のほとんど全てを押入れにしまうことにした
素材を見直し、持ち運べるコンパクトな収納に変えた
有事の際に凶器になるものを置かないようにしたいと思った
2016年春、引越しして一年が経ち、自分たちの部屋はそれなりに片付いてきていると思っていました。
しかし、熊本の震災が起こり、防災の視点が足りていなかったことに気づかされました。
私の住む地域は揺れませんでしたが、部屋の見直しをしなければならないことを思い知らされました。
震災を経験したフォロワーさんに「こういうものはこうやって置くとよかった」「こういう置き方をしているものが危険だった」※1というお話を教えていただきました。
防災視点を取り入れて部屋を見直そうと思いました。
※1. 「タンスの中に通帳などをしまって置くと、それ自体が倒れてきた時に、持ち上げられないと大事なものを取り出せない。なのでそういう場所にしまわない方がいいと思った」というお話などを伺いました。
部屋の表に置き型の木製収納家具のリビングボードを置いていました。
耐震ラッチもつけていないし、突っ張り棒も設置していないし、空の状態でも夫と私の二人で持ち上げられないような重さのものです。
倒れたらどうなるか…この中に大事なものをしまっても一人では取り出すこともできないのか…と気づかされました。
そして、部屋の表に"有事の際に凶器に変わってしまう危険性が高いもの"を置くのをやめようと思いました。
・一人で持ち運べる大きさと重さであること
・安定して倒れにくいこと
上記の条件にクリアしたもの(カゴや段ボールボックスなど)を部屋の表に置くことにしました。なので、上のリビングボードは手放しました。
それまで、防災という視点が足りていなかったので部屋づくりおいてとても反省しました。
暮らしていると持ち物の配置を変えたり、持ち物が増えたりするものです。定期的に、防災という視点で部屋を見直すということを続けたいと思います。
被災された方々の1日も早い復興を心から願います。
※我が家は賃貸なので、家具の壁固定ができません。収納の高さが低かったので突っ張り棒の取り付けも難しい状態でした。
持ち家であれば家具の固定もしやすく、取れる対策がたくさんあると思います。我が家の場合は、そもそも置かないという方向で舵を切ることにしました。
持ち物のほとんど全てを押入れにしまうことにした
そうして大型の家具を置くことをやめたのですが、ラタン製のカゴなどは部屋の表に収納用品として置いていました。
そしてある日、あるものが発生しました。
あの虫が…名前を呼んではいけないあの虫です…カゴと壁の隙間から姿を現しました。それを見て大きなショックを受けました。
そして決意しました。拭き掃除したり清潔に保ちづらい素材の収納用品を部屋の表に置くのはやめよう、と。
そもそも部屋の表にものを置かないようにしよう。置くにしても最低限で。そうすれば掃除もしやすいし、清潔に保てれば虫も寄ってきづらいはず。
結果として、持ち物のほとんど全てのものを押入れに収納することにしました。
服・アクセサリー・美容用品・ヨガマット・画材・楽器(ウクレレ、DJごっこの機械)・冠婚葬祭セット・季節外の靴・季節外の家電
全て押入れに収まっています。
素材を見直し、持ち運べるコンパクトな収納に変えた
部屋に3つあったラタンカゴを手放しました。
本は蓋つきの段ボールボックスに変えました。(つるっとしてるからまだ拭きやすいので…)
無印のものです。ダンボールボックス フタ式というもの。
コンパクトで、なおかつボックス自体に取っ手がついているので引越しの際にもさっと一人で運べます。
置き家具は一人で動かせないので、壁と家具の間に埃がたまります。下手すると十年以上動かさずに埃が溜まっていく…ということもままあることなのでは、と思います。
動かせるということは、掃除がしやすいということ。動かせる収納用品というのはそんな利点があります。
リビング
寝室
置き型収納家具がない暮らしをしてみて感じているメリットは、
掃除がしやすい、安全性向上、引越ししやすい、ということです。
自分たちの暮らしに合ってるな、暮らしやすいな、と思うので、
これからも押入れに収納していくスタイルで暮らせたらいいなと思っています。おわり。
今週のお題「お部屋自慢」
※お部屋自慢…というよりは自分たちの部屋の変遷を振り返ってみた。
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