GPF名古屋、初日に観戦してきました。
これまでアイスショーを観に行ったことは2回あったけれど、試合は初めて。
ブレードが氷を削るザシュッという音、ジャンプで着地した時のドゴッというこもった低音、演技前の張り詰めた空気、会場が本当に一体になって応援する熱気ある雰囲気。
会場で観戦できたのは一生の宝物です。
美しいものを見せてくれて本当にありがとう。
選手たちは誰しも、多分人生の多くのものを捧げてこの美しいものに到達している。
そうやってキリキリと身を削るようにして、美しいものを見せてくれて本当にありがとうと思った。生命の輝きそのものだと思う。
そういうものに対する感謝とか尊敬の気持ちが渦巻いていた。
このチケットが当たった時、私にできる限りのことをして恩返しをしたいと思った。
会場でお腹の底から湧き上がった感情の肌触りとか、そういうものを書き残して、スケートに興味を持ってもらえるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはないなと思った。
以下、超初心者によるレポです。魂込めて書いたので読んでいただけたら嬉しいです。
私が観たのはジュニアペアと男子、女子。
それからシニアペアと男子とアイスダンス。
あんなに観たかったジェイソンの演技、頭が真っ白。でも一生の宝だ。
そして、いろんなことが重なって応援してやまない推しジェイソン・ブラウンの演技を生で観ることができた。
6分間練習で、ひたすらに手をあわせることしかできなかった。
本当に、健康に怪我なく滑り切ってほしい。
彼が納得のいく演技ができますように。
祈って祈って、頭が真っ白で、親が子供の安全を祈るっていうのはこういう心持ちなのかなと思うような心境で、気が気でなかった。
演技前、全身全霊で叫んだ。
応援の気持ちが届きますように。どうかどうか、彼が幸福でありますようにと。
あんなに観たかったジェイソンの演技は、ほとんど頭が真っ白だった。
とにかく美しくて、頭が沸騰していた。
ジェイソンを生で応援できてよかった。生で応援すること、それは書いた手紙をその場で読んでもらうようなことだと思った。声援を本人に届けられる。応援できる。それがどれほど嬉しいことなのか、身にしみてわかった。
これは一生の宝物だと、本当に思った。
あんなに美しいものを見せてくれてありがとう。ジェイソン。
シニア男子、弓のような、弾けるような。
アダムリッポンは、近未来的な音楽なのだけど、曲が進行するにつれて会場がどんどん盛り上がっていって、めちゃくちゃかっこよかった。
ボロノフ、美しい。
練習で、ジャンプのあとにツイズル?でくるくるくる…と滑っていったのだけど、夢のように美しかった。
コリヤダくんの目力すごい。
エキシも観たかったな!テレ朝さんお願いします…。
宇野くん、一蹴りでスイーッと伸びていって、リンク全体を使ってのびやかに舞っていた。美しい。
ジャンプの後にスッテーンとこけてしまい、演技後に「てへぺろ」
お茶目か!かわいすぎか!
その肝が据わりっぷりに惚れた。たられば言ってもしょうがないけれど、SPの時間超過が本当に本当に残念だった。
これからも応援してます。
ネイサンのNemesis、もうめっちゃかっこいいです。今も聞きながらこのブログ書いてます。
彼を見ると「めっちゃかっこいい」以外の語彙を失います。
なんというか、彼を見ると弓が連想される。
ぎゅっと縮んで、パンッと開く。その開いた時の力強い「張り」が、なんというか男らしいのだ。
後半のステップシークエンスの「ネメシス イズッ!!ネメシス イズッ!!ネメシス イズッ!!」のところでバッと手を広げて小刻みに弾けるところがとにかくかっこよくて、漢!!って感じなので、何らかの形で見て確認していただけたら嬉しいです。
曲めっちゃかっこいいのでぜひ。
ジュニア女子のロシアのソフィアちゃんの衣装がめちゃくちゃかわいかった!
エキゾチックな民族衣装風。そして流れてきた曲がインドのミュージカルのような?エスニックな曲で度肝を抜かれました。
ペアで印象的だったのが、クセニア・ストルボワとヒョードル・クリモフ。
演技の後に観客席から投げ込まれた花を渡すクリモフ。優しい…。
ペアって女子を投げるようにしてジャンプするけれど、この人になら命を預けられるってくらい信頼してないと体が恐怖で縮こまってしまいまそう。
この二人の間にとても優しい空気が流れていて、見ていて心が温かくなった。
もう、ただただ、美しいものを見せてくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
それは、感謝とか尊敬とかが混ぜ込まれていて、ほとんど信仰にも近いような…
尊いものを間近で拝んだというのがこの日の感想です。
彼らの彼女らの健康を祈ります。ありがとう!!!!!
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