ここ数日、気持ちもタイムスケジュールも張り詰めた状態でした。
30分刻みくらいでこなしていくタスクが、10時間に渡ってずっと待ち構えている…そんな状態が数日続いて、
風邪を引いたらおしまいだし、睡眠時間が1時間短くなると翌日の判断能力に差し支えるし…
やっぱり、たとえそれが始まりは好きなことであり、作業内容も好きなことで埋め尽くされていたとしても、カチッカチッとスケジュールを刻んでいくというのは、結構なストレスでした。
ストレスを受けたら、精神を調律しないといけません。
そんな時に役立つのがコーピングリスト。
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緒方氏はストレス対策の専門家として、「コーピング」という手法を研究している。 コーピングという言葉は英語のcope(=対処する)に由来する。数多くの研究で実績が証明されたストレス対処法だ。
まず、ストレスがかかったときにどんな気晴らしをすれば気分がよくなるのか、あらかじめリストアップしておく。
例えば、「音楽を聴く」「本を読む」「コーヒーを飲む」「買い物をする」といっ たことだ。「えっ、この程度でいいの?」と思われるかもしれない。しかし、こんな ささいなことで構わないのだ。大切なのは、リストひとつひとつの中身よりも、なるべく数多くリストアップすることである。リストが出来上がったら、実際の生活の中 でいろいろなストレスがかかる度に、そのストレスに見合った気晴らしをリストからピックアップして実行する。
重要なのは、ストレスの内容やレベルを冷静に判断し、それに見合った気晴らしを行うことなのである。その結果、実際にストレスが減ったかどう かを自分で判断する。まだストレスを感じていたら、さらに同じ気晴らしを続けたり、別の気晴らしに切り替えたりしてみる。このように、自らのストレスの「観察」と「対処」を、意識的かつ徹底的に繰り返す、これがコーピングの代表的な手法なのである。
簡単にまとめると、
ストレスを発散させてくれる方法をリストアップしておき、ストレスを受けたらリストからピックアップして行動を起こし、ストレスが発散されるまでコーピングを続ける。リストにある方法が実際に効果があったかどうかをチェックする、というもの。
コーピングリストの内容を実行できないほど切羽詰っていた、けれど
↑今年の春に鎌倉に訪れた時の写真
私はこの数日、コーピングリストを眺めはしましたが行動を起こせませんでした。
「ああ、朝散歩ね…いいよね…ひんやりした朝の空気を吸い込んで、雲の合間から差し込む光とそれに照らされた街を眺めて…。でもその時間がない!」
「鎌倉に行くとかいいよね…青い海、浜辺に出すサンセットチェア、そこでビールを飲んでくつろいでいると海からの風が髪をふわっと通り抜けて…いいね!でも鎌倉に行く時間はない!行ったらこの原稿は(とてつもなくダメな方向で)終わってしまう!」
「温泉…いいね!体を緩めて、肩まで浸かってつま先まで温めて…お風呂上がりは牛乳ぐびぐび飲むんでしょ。この時間までのこの作業が終えられたら行こうか…(3時間後)終わらねーわ!終わるわけなかったね!!!」
そう、リストを眺めても実行する時間がないくらい切羽詰っていました。
コーピングリストって本当に簡単にやれることを書いておかないと、本当に切羽詰った時には実行できないんだってよくわかりました。
想像することは大きな力を持っている
ただ、この数日で気づいたことがあって、
それは「想像するだけでもストレスがちょっと解消された」ということ。
鎌倉に思いを馳せてちょっとそんな絵とか描いてみるその瞬間、気持ちは鎌倉に飛んでいました。
温泉について想像したあとに家のお風呂に入ったら、家のお風呂でもとても心地よかった。牛乳も飲めるし。
想像するってことは大きな力を持っているんだな。
その場に行ってそれを実際にやっている状態には及ばないだろうけれど、その何分の一くらいは心地よさを得られるんだって気づきました。
つまり、コーピングリストには
・鎌倉で過ごす
にプラスして
・鎌倉で過ごすことを想像する
というのも追加できるということ。
そんな気づきがありました。
さて、想像力をフル活用してあと数日駆け抜けたいと思います。おわり。
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