どうやって口紅を選ぼうか迷っていた
口紅がなくなって新しくしようと思った時に、どこのものにしようかな?と悩んだ。
見た目がシンプルであること、これは譲れない。
ポーチの中身は、(機能も大事だけど)何よりも、ミニマルなデザインであってほしい、と思っている。
いつもファンデーションを買っているNARSもいいな、と思ってたが、
ちょうどその頃に『新装版 ココ・シャネルという生き方』を読んだ。
- どうやって口紅を選ぼうか迷っていた
- 87歳までやれるなら、何を始めるにも遅いなんてことない
- 合理的なものを愛する
- 初めてつけていった日、同僚に褒められた。昨日までの自分より、ちょっとだけ健康的に見えた。
87歳までやれるなら、何を始めるにも遅いなんてことない
87歳で亡くなったシャネルは、死ぬまで仕事を続けた。
彼女の死から16日後、最後のコレクションが開かれた。
やがて、シャネルのお気に入りののモデルたちが、エレガントな装いであらわれた。
次々とあらわれる、さまざまなシャネルスーツ……。
それらを目の当たりにした人々は、しみじみと感じないわけにはいかなかった。
そこには、たしかに、「シャネル・スタイル」があった。
ガブリエル・シャネルは死んだが、シャネル・スタイルは、みごとに残った。
それを人々は、認めないわけにはいかなかった。
死ぬその日まで仕事をし続けた、というエピソードを知って勇気付けられた。
そうか、28歳の今、何かを始めるのに遅いかもしれないという不安に駆られることがあるけれど、
87歳まで仕事を続けられたら、あと60年仕事できるんだ。
それだけできるなら今始めても遅くない。
そんな風に思えて、勇気をもらった。
合理的なものを愛する
本を読み進めるにつれ、シャネルの合理的なところに惹かれていった。
あたしはシャネルスーツを二着持っている。
この二着であたしはいつもちゃんとした格好をしていられる。これがシャネルというものだ。
か、かっこいい…。
そして、ショルダーバッグ、リップスティックを発明したのもシャネルだということを初めて知った。
バッグを手にかかえていると、なくさないかと気になるし邪魔だった。
あるとき、バッグに革紐をつけて肩にかけてみた。これがはじまりだった。
つまりこのバッグも実用から生まれたのだ。
「リップスティック」もシャネル生み出したものだ。携帯できる口紅としてチューブに入れていたが、これがやがて改良されてプッシュアップ式のリップスティックとなった。
ここまで読んで決めた。
よし、シャネルの口紅を買おう、と。
初めてつけていった日、同僚に褒められた。昨日までの自分より、ちょっとだけ健康的に見えた。
シャネルでものを買うのは初めてだった。
京都の高島屋の、シャネルのカウンターで口紅が欲しいですと伝えた。3色ほどの色を出してもらって決めた。
わくわくと胸が高鳴る時間だった。
唇が荒れ気味だったので、リップバームも見繕ってもらった。
スティックタイプのものもあったが、無臭だった。
私が買ったこのリップバームは、はちみつのような優しい香りがした。
唇につけると、そこからほっとするような、つけるだけで嬉しくなるような香りだった。
それから大きさとデザインも気に入った。
この写真だと大きく見えるかもしれないけど、実物は案外コンパクト。ポーチに入れてあまりかさばらないところがいい。そしてやっぱり見た目が好き。
シャネルのリップバームを塗ってから口紅を塗って会社に行った初めての朝、
同僚に「今日なんか今っぽいね」というコメントをもらった。
その言葉の意味を分解すると、
いつも乾燥してくすみがちだった唇が、リップバームで潤ったことで色のノリがよくなり、結果として普段よりいい感じに仕上がったということのようだった。
鏡を見て思った。確かにいつもより血色がよく見える。普段ちらちら顔を出す不健康さをうまく隠してくれてる。
昨日までの自分より、ちょっと健康的に見える。
ありがとう、シャネル。
シャネルの生き方は潔くて格好いい。ハッとする名言がたくさんある。
スティック型のリップを使っている人、ショルダーバッグを使ったことのある人、
合理的な道具を愛する人、
自分の持てるパワーを仕事に注いでいる人、におすすめしたい一冊。
シンプルライフと美容と健康と。
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