香水っていいですよね。
人工香料があまり得意でないのに、香水のビンを眺めるのが好きで香水屋さんを眺めることがよくありました。
匂いを嗅いでいるうちにどれが何の香りなのかわからなくなってきて、帰り道は頭が痛くなったりして。でも好き。
香水に憧れをもったのは、安野モヨコさんの『美人画報 ワンダー』がきっかけ。
もちろん香りとして使うのは当然ですが、香水で大切なのはボトル。
なんといってもドレッサーの上の主役は永遠に香水のボトルです。
お花をかたどったキャップやゴールドに輝く浮き彫り。中には琥珀色の、薄紅色の、とりどりの液体が解き放たれるのを待ちかまえています。
その並べられてるところを見ているだけで超幸せ!!
そのうえシュッとひと吹きしたらその魔法の水は私たちに乗り移って、私たち自身を「美しくいい香りのする果物」のような存在に、一瞬で変えてくれるのです。素敵!!素敵すぎて飲みたい!!飲むな!!
そんな美の結晶のような存在の香水。これでおいしかったら完ペキです!!
素敵…。
幼少時代に安野モヨコさんがキンモクセイの木をめぐって小ビンいっぱいの花を集めて水を入れて、自作のキンモクセイの香水を作ったお話が紹介されているのですが、
それもなんだか夢のように素敵な遊び!!
ああ、香水って素敵。自分の香りをもっていて、それをTPOによって選ぶってなんて大人なんだろうー。
でも安易に手を出せない。
小さな小瓶でも結構な値段するし、膨大な香水の中から「これ!」というものを選べない…。
と思っていました。
そんな思いを覆してくれたのは、TKO木下さんの一言でした。
見た目で香水を選んでもいいんだよ!というTKO木下さんの話
先日、ラジオを聞いていたらTKO木下さんがこんな話をしていました。
彼は60~70本もの香水を持っているほどの香水マニアとのこと。
メインパーソナリティーの女性は、香水初心者で何を選んでいいかわからないと言うと、
「香りで選ぶのももちろんいいけど、見た目で選んでいいんですよ!かっこいいビンやなと思ったら香りを試してみたらいいんです。」
と話していて目からウロコ。ああ、見た目から選んでもいいのか!
好きじゃない香りを買っていたのではドレッサーの肥やしになってしまうけど、
見た目から入ってなおかつ好きな香りを選べばいいのね。
今まで香水を買えずにいたのは、「自分の好きな香りを見つけて買いたい」という理由から好きでない見た目のものも片っ端から香りを嗅いでいたから選びきれなかったからだと気づきました。
そんなことしてると頭痛くなってくるしね。
見た目である程度ソートして、そこから好きな香りを選べばいいのか!と気づいてハッとしました。
70本もあって使いきれるのか?という質問には
「TPOによって香りを使い分けています。コンビニに行く時、どこそこに行く時、という風に気分と行き先によって香りを選んでます。」
というようなことをおっしゃっていました。
「どこかに出かける前の晩には服のコーディネートを考えるけど、その時に服と同じように香りも考えている。」
ともお話していました。
なるほどなー。服を選ぶように香りを選ぶのかぁ。いいな。
木下さんほど細分化して香りを使い分けはできないけれど、
眺めて楽しくなって、つけて嬉しくなる香りを1つ2つ用意しておくのはいいかもなぁ。
そう思って、見た目重視でビンを選び、その中から香りを試して気に入ったものを買いました。
repettoの「レペットオードトワレ」を買いました。
内に秘めたる乙女チックなものを愛する心が満たされて嬉しいです。
眺めているだけで楽しい。
ただ、やっぱり香料は得意でないので、本当にほのかーに香るくらいにしたい。
空中にシュッと吹いて、下を素早くくぐるようにしています。
ああ、すきだなぁ香水という存在。
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