毎月、月初にその一ヶ月をどんな風に過ごしたいか考えてゆるい目標を立てます。
叶えなければと躍起になるのではなく、頭の片隅に置いておいて、気づけば叶っていたらいいなというくらいのスタンスで。
1月のゆるい目標は、「計画的に絵を学ぶ」と「小説を読む」でした。
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さて、叶ったかな。振り返ってみます。

「絵画教室に行きたい」5年越しの願いを叶えた

「計画的に絵を学ぶ」ですが、これは長年してみたかったけどできずにいたことについて、行動に移すことができました。
デッサン教室の体験授業に行き、講座に申し込みしました。
絵画教室に通いたいなという願いは、2014年くらいから頭の中にありました。 でも、あれこれ理由をつけて体験にも行かずにいました。
冬になったら(雪道の)運転が大変になるから、定期的に通うものは申し込まない方がいいんじゃないかとか。 教室が街中にあるから駐車場代がかかるからなぁ、とか。 忙しくなるとヨガ教室も陶芸教室も欠席してたしな、とか。 授業料を払ったのに毎回通えなくなったら自分を責めてしまいそう、とか。
いろんな理由づけをして今日まで、デッサン教室に通いたいという気持ちに蓋をしてきていました。

冬でも気兼ねなく出かけられる街に越してきたというのは大きいけれど、今年こそ本当に好きなことをするんだ、という気持ちになれたのは、友人に「デッサン教室に申し込みたい」と話したことがきっかけでした。
授業料に足踏みしていたのですが、「月で割ったら安くない?」と友人が言ってくれたおかげで、「そうか、月額で考えたら割と安いじゃん」という気持ちになれて、背中を押してもらえました。

真面目にデッサンするのは高校3年生ぶり。 全ての授業の中で美術の授業がすば抜けて一番楽しくて、脳みそが活性化するみたいにわくわくしていたことを思い出しました。
あの時好きなことを純粋に続けてればよかったのかな、という気もするけれど、それで進学していたら20歳前後は感じやすい時期だから自棄になって描くこと自体やめていたかもしれない。だからこのタイミングでもう一回描こうと思えたんだから、いいじゃないか。今を楽しもう。みたいな気持ちになりました。

小説を読むためのゆるやかなルール

ふたつめの小説を読む、これは亀の歩みではあるけれど少しずつ本を読む体力が戻ってきたかなという気がしています。

昨年は会社員生活と本の執筆と趣味の兼ね合いが難しく、一年間で小説を片手で数えられる冊数しか読めなかったのです。 毎年、娯楽に関しては本への出費が一番大きいので(多分ギリギリ服飾費よりも本の方が多いかな)あまりの少なさに驚きました。

同じ物語を味わうのであれば、映画よりも漫画よりもドラマよりも、一人称で書かれる人物の心情描写を読むのが好きだなということに昨年末にふっと気づきました。
もっと小説を読む時間を作ろう。 そう思って、今月はどこへ行くにも一冊の小説を持って歩きました。
Kindleにも短編と中編の現在進行形の小説が1冊ずつある状態。
電車で乗り換えまでの時間が20分以内ならkindleで短編を1本読み、終点まで乗りっぱなしなら紙の本かkindleの中編小説を読む、というルールを決めました。(眠い時は寝るし、音楽を聴きながら外を眺めたくなったらそうするのでゆるいルールですけど。)

今月は、昨年7月から読み始めてまだ読み終えられないのか!と自分の遅読ぶりに驚いていた『君の話』を読み終えました。

手違いから架空の青春時代の記憶を植えつけられた孤独な青年・天谷千尋は、その夏、実在しないはずの幼馴染・夏凪灯花と出会う。戸惑う千尋に灯花は告げる、「君は、色んなことを忘れてるんだよ」。
出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた恋の物語。

Hayakawa Onlineより

あらすじだけで惹かれました。 主人公の男子大学生の大2病っぽさがあまりにも強烈で(意識的にそういうキャラクター作りをされてるんだと思います。しかし、であるがゆえに)、1行読むたびに「ん゛ん゛ん゛ん゛」となってしまい、なかなか進まなかったのですが、後半からぐっと物語に引き込まれました。

その直後に、kindleの短編の方で読み進めていた村上春樹の『カンガルー日和』にこんな一編が。
『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
このお話を読んで、ああそうかこれをやりたかったのか、と思いました。 

調べて見たら、作者の三秋さんはこのお話が『君の話』の執筆の動機になったとツイートされていました。なるほど。
こういう、読んでいる本と本の偶然の結びつきって嬉しい。別に意識してカンガルー日和を買ったわけではなかったから。


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それから、紙の本は『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるところです。

アニメ版のバナナフィッシュの各話のタイトルになっているアメリカ文学を、ゆっくり追いかけて読んでいこうかなと思ったのです。この『ライ麦畑でつかまえて』はアニメ最終回のタイトルでした。思い出しただけで泣いてしまう。
友人が「フランダースの犬みたいに美しくて非の打ち所のないラスト」と言っていたのだけれど、言い得て妙。本当にそう。何万回も、あの時ああしてれば…て考えてしまう。それを何年も続けてる。そうやってぐるぐる考えては、あのラストでなければこんなに心の中に居座り続けなかっただろうって思う。あのラストはああだから美しいのだ。物語としての強度があって、だから40年越しでアニメ化されるほど人の心に残り続けたのだろう。

そんな理由で読み始めた『ライ麦畑でつかまえて』、その中のある一文を電車の中で読んでしまって、涙ぐんでしまった。
それが、バナナフィッシュの根っこの部分にあるのだなと思ったから。

この本もあと少しで読み終えてしまう。それが寂しい。
一冊の本を読み終えようとするとき、この物語が見せてくれる世界ももうすぐ終わりかと思うと寂しくなってしまう。

という感じで、今月は掲げたゆるい目標ふたつともばっちり叶えられました。
この2つは、1月のみならず年間目標みたいなところがあります。
来月以降も、絵をたくさん描いて本を楽しんで読みたいと思います。


ゆるい目標について『夢をかなえるノート術』で紹介しています。

書店で見かけたらお手にとってみていただけたら嬉しいです。 

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おわり。

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