友人知人からプレゼントをいただくことがちょくちょくあるのですが、
「何を贈れば喜んでくれるか」ということをめちゃくちゃ考えてくれてるんだな、と包みを開けた瞬間にひしひしと感じて、言葉にならないくらい嬉しくなります。
もらって嬉しかったものを振り返りながら、自分が贈りものをするなら何を選ぶかということを考えてみたいと思います。
他の誰でもなく自分へのプレゼントなんだと感じる瞬間、言いようもない嬉しさを感じる
私のブログ・Instagramの投稿を読んでくれている友人も多いので、手渡す時に
「ものを贈るのもどうかなって思ったのだけれど…」と前置きしてくれる心遣いに、まずもって優しさを感じる。
自分という人間の趣味趣向や嗜好を尊重してくれていることが伝わってきて、ありがたいなぁと思う。
ものを贈ってくれる時、めちゃくちゃ細かくリサーチしてくれてることに気づく。
一緒に出かけた時にウィンドウショッピングして、私がその商品のまで何分も手に取り心を奪われていたことを覚えていてくれて、そのものズバリをプレゼントしてくれた時には、包みを開けるやすぐさま叫んだ。
「うそでしょ?!エスパー?!」
だって私はそれを買いにもう一度そのお店を訪れたいと思っていたのだ。とても嬉しかった。
とあるグラスを買うかどうかずっと悩んでいて、メーカーのカタログを何度も何度も見ていたことがあった。
ひとまず冷却期間をおこうと思っていた、ら、それをプレゼントしてもらったことがある。
私の見てたページ、商品、くっきりと明確に覚えていてくれたのだ。
確かに「これ買おうか迷ってるんですよ」とは言った。けれどもそれも数ヶ月前の話で…観察眼や記憶力がすごいなと、おったまげた。
ヨーグルトを入れたり、サイダーを入れたり、ワインとレモン汁を入れて即席スプリッツァーを作ったり、いろんな場面で活躍してます。
帰省した折に、「出版おめでとう」の一言とともに、ふいに小さな花束をもらったのも嬉しかった。
「文字を書くことは好きだと思って。」と一筆箋をいただいた時も、とても嬉しかった。
出版社の編集さんと荷物のやり取りをすることが多いので、一言添えた手紙を入れる場面がたくさんある。
それでいて一筆箋なんて気の利いたものを持っていなかったので、レターセットのレター部分だけ使っていた。そうするともちろん封筒だけが残っていく。
なるほど、一筆箋。世の中にはこんなに便利なものがあったんだよね。
本当に重宝してます。ありがとうございます。
なぜこんなに、相手の欲しいものを推測できるのだろう?
すごいなと思う。それって相手を慮ってくれてるからなんだよねぇ。
観察眼がすごいなと思う。本当に、感謝しかない。
「ものじゃない方がいいと思って」という言葉を添えて、消えものを贈ってくださることもある。
めちゃくちゃいい香りのボディソープ、無臭のハンドクリーム、フェイスパック、スタバのコーヒーチケット、コーヒー豆、紅茶、ジャム、ドーナツ、お花。
それから、徳島県産の海苔。
魅惑の味付け、あの海苔が入った筒を一度手にすると何枚でも食べ続けてしまう、危険なほど美味しい海苔。
どれもいただいた瞬間に飛び上がるくらい嬉しい。
これらのものが好きだって、公言してるわけじゃないけどたまにぽろっと話したりしている。それを覚えてくれているという嬉しさ。
もらって嬉しかった「もの」を踏襲するのではなく、
さて、自分が誰かにプレゼントするなら何を贈ろう?
最近は友人と合同で贈り物をすることが多かったから、個人から個人へ何かを贈ることについての勘が鈍りきっているんじゃないかと思う。
↓最近は夫婦間の誕生日プレゼントもずっと食事や体験だったしね。
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過去に自分がもらって嬉しかった記憶がヒントになるはず。
そして、ふと思った。
もらって嬉しかった「もの」を踏襲するのではなく、
「相手への慮り(おもんぱかり)方」みたいなものを踏襲すべきなんじゃないかな、と。
自分が嬉しかったからって相手も嬉しいものだとは限らないんだよね。
自分が結婚祝いでもらってめちゃくちゃ嬉しかったからと、同じメーカーで誂えて贈って失敗したことがある。相手の暮らしぶりを想像できていなかったのだ。
そもそもプレゼントって博打な部分がある。そういう性質を持ったものなのだ。
相手の生活を、人柄を想像しきれないなら、好きな消えもの(食べ物・飲み物・美容)を訊いて、そのジャンルの中で素敵だと思うものを贈るのがいいだろうと思う。
普段から「何をもらったら喜んでくれるだろう?」「何を手にした時にテンションが上がる人なのだろう」ということを考えながらその人と過ごす。観察する。
そういうことができればいいな、贈り物を選ぶアンテナを磨けたらいいなと思った。▶︎シンプルライフ
おわり。
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