暮らしの中にピリリとスパイスを効かせたい、と思った話をします。
昨日の晩御飯はハンバーグだったんですね。
Oisix(オイシックス)から食材セットが送られてきたので、同梱されていた調味料をレシピの指示通りに混ぜて煮込みハンバーグを作ったんです。
小さな小さな小袋に「クミン」と書かれていて、ハンバーグのたねを作る時に混ぜるように書かれていました。
「えー、クミン?それ大事?もしレシピ本を見ながら作ってたなら、その行程は普段ならすっ飛ばしてるなぁ。でもここまで丁寧にクミンが小分けされてるから、入れよう。」
とズボラを発揮して、面倒くさがりつつも混ぜました。
普段、レシピ本を見た時にちょっと冷蔵庫に入ってなさそうな薬味やハーブの名前が出てきたら、いつもスルーしていました。
それがなくてもそんなに味は変わらないだろうとタカをくくって。
そして完成したハンバーグを一口含んで、夫と目を見合わせて叫びました。
「あ、おいしい!」
このハンバーグ、本格的な味がしたのです。
そうか!クミンが大切なのか!
ソースというより、ハンバーグ自体が何やら本格的な味がする。エスニックなお店で食べる本格的な何らかの料理のような味がする、と思いました。
スパイシーで複雑で繊細な味がするのです。
これは何?
…あ、クミンか!!!
クミンがこんなに重要だとは。スパイスって…スパイスってすごい!!
そして、今までの自分の料理方法を反省しました。
いや、そうめん作る時にしょうがもみょうがもネギも必ず用意しますよ。薬味を全てスルーしてきたわけじゃない。
でも、ちょっと聞き慣れない横文字のスパイスは全部スルーしてきたのです。
ああ、そうか。大事なんだねクミンにローズマリーにガラムマサラにローレルよ…
ごめん、軽んじてきたことを反省しているよ…。
料理に限らず、生活の中のスパイス的存在を大事にしたいなと思いました。
それが何なのかは具体的にはわからないけど…
トイレ掃除の後にシュッといい香りの液体を振りまいて掃除を終えるとか?
床掃除の最後に某虫が来なくなるスプレーをさっと振りまいてから終えるとか?
そういう暮らしの一手間を惜しまないようにしたいと思いました。
絵を描くのでも、本を作るのでも、スパイス的なものを忍ばせておくような、そんな風でありたいと…そんなことを思った9月最終日でした。
おわり。
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