SNSで見かける人を「一人の個人」として見がちだったと気づいた話
instagramやTwitterなどのSNSを見ていると、素敵な暮らしの様子が流れてきます。
掃除が行き届いていてインテリアもおしゃれ。
いつも手作りの素敵な朝ごはんがプレートに飾り付けられていて素敵。
梅雨時分には梅酒や梅シロップを漬けている。
家計簿をつけてしっかり家計管理している。
服がおしゃれ。
そして思うのが、
ああ、自分はこんなにできてない。こんなに足りてない。
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好きで見ているはずのSNSが、心にもやもやとした感情を発生させてしまっていました。
家計簿もつけてないし、朝ごはんはグラノーラのみ、数年前に梅酒を漬けてカビさせてから怖くてその手のことには手を出さないようになった、晩御飯の見た目がおしゃれだったためしがない。
そしてふっと気づきました。
これらの素敵な暮らしを「一人の人がやっている」という風に受け取っていた、と。
あれもこれもできる人は(ほとんど)いない
仕事をしながら、家庭を運営しながら、手をかけて丁寧に暮らすのはとてつもなく大変です。
割り当てられた時間は限られているのだから、いかに効率化してもできることには限りがあります。
私が見ているのは、たくさんの個人です。
家計簿をつけて家計管理に力を入れている人。
素敵な食事を作る人。
季節に合わせたシロップを漬ける人。
それらはすべて別の人です。
なのに、無意識にそれらすべての人を「一人の個人」として捉えていました。
あれもこれもそれもできて完璧な「スーパーマンみたいな人」を勝手に作り上げていました。
その人と比べて、自分はあれもできてない、これもできてないと落ち込んでいました。
SNSで見かける人は総体ではない。個人個人である。
そのことに気づいた途端に、急に気がラクになりました。
毎日は料理はしてないし、中食や外食も結構な頻度で取り入れている。家計簿もつけてないし、季節のシロップを漬けることも憧れつつやっていない。
それでも掃除は欠かさないし、部屋を綺麗に保つことはまぁ頑張れてるって言えるんじゃないか。
洗濯物を溜めて暮らしがままならなくなる、という事態に陥ったことはないし、たまに食材は腐らせてしまうことがあるけどいつもいつもって訳じゃない。
それなりに家庭を運営できているじゃないか。
何もかもできるスーパーマンにはなれない。
自分のできる範囲で、憧れることを取り入れていければいい。
そう思えたら、もやもやが晴れました。
自分は自分、人は人。
そしてSNSの人は一人の人ではなく、一人一人である。
そのことを忘れずに、SNSと付き合っていきたいと思います。おわり。
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