SNSの投稿は、遠くに離れた友人に向けた私信のようなものだと思った。
そう思ったら急に、とてつもなく愛おしいものに思えてきた。
人はなぜSNSに投稿するのだろう?ってずっと考えてた
私はなぜ個人的日記とも言える手帳の中身を人に見せるのか?
なぜ写真に撮ってSNSにアップするのか?
なぜ語り口調の文章を書いてネットの海に放り投げるのか?
その理由について2年半くらい、ぼんやり考えていた。
そして、今日喫茶店でアイスコーヒーをストローからすすっていたら急に気付いた。
SNSに載せる文章や写真は、遠くの友人に向けた私信のようなものなんだって。
「元気ですか?
わたしはぼちぼち元気です。
どんな風に元気かというと、こんなことを考えたり、こんなものを見たりしました。
こんな具合に暮らしています。
あなたは元気ですか?」
自分が手帳に書く文章が語り口調なのがどこかくすぐったく感じる時がある。
個人的日記になぜ人の目線が意識されているのかって。
でも、SNSを通じて知りあった人が読む。コメントをくれたりする。
友人も読む。何もコメントがなくても、今度会った時に「どこどこ行ったんだってね!」と話しかけてくれる。
発信することは、誰かに読まれることだ。
みんなに会うことができなくてもこんな風に暮らしてるよ。
元気ですか?って問いかけることができる。
そう思ったら、急にタイムラインに流れてくる全ての写真がつぶやきが愛おしいものに見えてきた。
会ったこともない人の投稿も流れてくるけど、画面のその先でその人が暮らしているんだなって。
「元気ですか、元気です。」
その応酬のタイムライン。
ああ、いいなーと思った。
今日も私信を発信しようと思った。
わたしは元気です。あなたは元気ですか?と。
おわり。
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