読んでよかったなー。そう思った本の忘備録。
結婚してから4年、海外旅行にぱったり行かなくなっていた。
この先もこんな風に「海外行きたいな、でもしばらくは行けないんだろうな」と思いながら過ごしていくのだと思ってた。
そんな時にラジオから流れてきた言葉で、気持ちの向きががらりと変わった。
DJが今読んでいる本として紹介されていたこの本。
わたしも久しぶりに旅気分に浸りたいな、すぐに旅には出られないけど本を読む旅ならすぐにできる!と思って買ったのだった。
とんかつDJアゲ太郎 コミック 1-7巻セット (ジャンプコミックス)
- 作者: 小山ゆうじろう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/07/04
- メディア: コミック
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とんかつ職人とDJ、両輪を回していくのだ!という話は誰にでも置き換えられる。
仕事と趣味、一方で得たことがもう一方のアイデアの源泉になったりする。
興奮のあまり東京にとんかつを食べに&渋谷のクラブに行ったのはいい思い出。
www.minimalistbiyori.com
田舎の美大で消耗して擦れて沈没していく様子がリアルだ。
あんなにやさしい西村くんと別れてしまう場面が流れるように一瞬で描かれて、その悲しみをやりきれなさを思うとつらい。
気が合うし自然でいられるけれど結ばれない相手といる幸せと不幸さ(香、小雪)
気が合わないし構えてしまうけれど結ばれることができる相手といる不幸さ(倫子)、の対比が苦しくてどうしようもない。
一人電通っておもしろすぎるでしょう。
ゆるキャラの名付け親。みんながまだ気づいていない領域を切り分けて名前をつけるっていいよね。
のだめカンタービレの作者二ノ宮知子さんの新作。
個人的に「ダイア」に興味を持つきっかけになった漫画。(宝石鑑定界ではダイヤじゃなくてダイアって表記するのだとこの漫画で知った。)
向いてないフィールドで踏ん張り続けるというのは、ドラマ「カルテット」の4人に通じるものがある。
夢を諦めて趣味にできたアリは幸せだけど、夢を夢のままにしちゃったキリギリスは苦しむことになる…カルテットの巻さんの放った言葉はこんな内容だったな。
向いてないであろうとわかっても諦めきれないこともあるよね。
つらかった出来事を繰り返し思い出してしまっていた時に、考えない練習をして思考をコントロールできたらいいなと思って手に取った本。
いかに日々雑念に頭を支配されているかがよく分かりました。
読み終わってすぐさま、家の敷地に日本酒を撒いたのはわたしです。
今年映画化しますね!楽しみ!
ひなちゃんが修学旅行で京都に来て、鴨川の河原で一人うずくまっていたら零くんが来てくれる場面が好き。鴨川に行くたび思い出す。
疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座
- 作者: 石川善樹
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: 単行本
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cakesの連載でちら見して、じっくり読みたいなと思って購入した。
瞑想を暮らしに取り入れたい!というのはここ2年くらいずっとテーマとしてある。(けどまだできてない)
わたしは東京の地理にとんと疎いので、この沿線はこんなイメージがあるのだよ、ということを知りたくて手に取った一冊。
面白くて二度読みした。
世界が破滅しそうな状態でも片思いを中心にカノンの世界は回っていくよ。そういうものだよな、多分。
増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?―――日本人が知らない本当の世界経済の授業
- 作者: 松村嘉浩
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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女子大生と大学教授の対話形式で、時事問題を絡めつつ未来に不安を感じる理由を解説していってくれます。いちおし。
自分の中で岡崎京子月間始まる。
pinkにずぶずぶハマった。
ああ、こんな漫画が読みたくて生きてるって思った。
買い物狂の主人公、食費を切り詰めてまで服を買っちゃう。
バブルの真っ只中はこんな感覚が主流だったのかな?
バブルは縄文時代くらい遠くて想像がつかない世界だ。
なんか90年代の退屈さ虚無感みたいな空気がジップロックで閉じ込められたような漫画だと思った。
まあ、90年代の記憶って曖昧なので適当なこと言ってるんですけどね。
森見登美彦のことが全面的に好きです。
ブログがおもしろいんだなー。ひよこまめのように小さな奥様と結婚した、とかいちいち表現が笑わせてくれる。
そんな登美彦氏のシリアスな小説。温泉の休憩所の床暖房の上で、震えながら読んだよ。異世界はすぐそばにある…ホラーです。
雨宮まみさんの文章、もっともっと読んでいたかったな。
大和書房・WEB連載~40歳がくる!MOB 雨宮 まみ vol10
この文章が好きで好きで涙でた。
見たこともないのに、朝焼けの東京の景色が目の前に浮かんだ。その空気の中に入り込んでしまった気がした。
男性の描く漫画をあまり読んでいないことに気づいた。
オタクの見分け方はずばり「擬音を口に出す」「動揺したらわざとらしくどもる」
ってこれ自分やん。ドキッ。
ドラマでハマりにハマった逃げ恥。ドラマ放送終了と共にすぐさま全巻購入しました。
社会派漫画です。
そして「私服の制服化」「ミニマリスト」についても言及があって、飛び上がって喜んだ。
読んでるその瞬間、確かにあっち側の世界に連れて行ってくれる。
読み終わったあとは自分の人生の軌道がちょっとだけ変わってる。
漫画も小説も実用書もみんなそうだと思う。
とんかつDJ揚げ太郎を読まなければ東京にとんかつ食べにもクラブにも行ってなかっただろうしね。人生が微妙に変容してしまう。それが読書。
ああ、ドラマも映画もブログもそうか。
世界の一人一人が互いに影響を与え合って受け合ってるんだね、すごいことだ。
この一年も楽しんで読書していこうと思う。おわり。
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