何かを引くことは、人生を身軽にしてくれる。
ものを減らして新しい家に引っ越した時、
よどんで同じ場所をぐるぐる回るうちにどろどろしていた人生が、
川の水のようにスーッと流れ出した感覚があった。
自分のやりたいことをやる、それは案外難しい。
やりたいと口に出すことは気軽にできても、実際に動きだすことは本当に難しい。
新しいことを始めるには、まずは何かを減らさないといけないのだと思う。
そうでなければいつか睡眠時間を減らすしかなくなる。足せば足すほどに生活のバランスが崩れてしまう。
何かを引くことは、人生を身軽にしてくれると思う。

これはひとつ前の住まい。
これは今の住まい。
子育てをしながら早起きして自分の時間を作ることを実践しているみのりさん。
みのりさんのお姉さんものに溢れて暮らしていたところからどんどん身軽になって、人生が軽やかになっていく様子を綴っているこの記事。
姉がここ数年間は
やるべきことばかりに追われてしまい
いつも疲れているように見えました。
でも最近の姉は本人が言うように
本来持っている思考のキレを取り戻していて。
自分が本当に望む未来を作るための行動を
確実に起こし始めている。
姉と話していてそのことがはっきりと分かり
わたしもとてもうれしい気持ちになったのでした。
みのりさんのお姉さんの人生が動き出している様子が目に浮かんで、なんだか泣きそうになった。
自分らしく生きるための一つの手段、それがミニマルライフなのだと思う。
目的ではなく手段の一つなのだ。
ミニマルライフは人生の加速装置だ。
ミニマルライフは人生の加速装置だ。
停滞していた人生が加速度的に動き始めた感覚があった。
やりたいことを見つけたら、タイミングを逃さずさっと飛び乗る、ということが以前よりずっとうまくできるようになった。
以前は飛び乗ることすらできなかったから。
「いいな、いつかやりたいな、でも”やらなきゃならないこと”が終わってからかな。でも”やらなきゃならないこと”に取り掛かるのが億劫で…」
本当に驚くほど腰が重かった。
水はどんどん淀んでいった。
3年前の夏は、休みのほぼ全てをひとり和室で寝転がって過ごした。
家事をする気もものを作る気も外を出歩く気も消え失せて、できることと言えば扇風機にあたりながら延々「フィッシュマンズ全書」を読むことくらいだった。
(インタビューを網羅したもので、ひたすらに文字量が多い。)
退屈な、退屈な、何も起こらない夏休みを過ごしていた。
若さが消耗されていくのを感じた。でも何もできなかった。
このままじゃいかんと、毎朝のトイレ掃除を日課にし始めて。
少しずつ部屋のものを減らし始めた。
crispy-lifeさんの『カリッとした毎日。』というブログで「ミニマリスト」という言葉を知った。
思えばあの時に人生のスイッチが切り替わった、ように思う。
ガラクタは空気の流れを澱ませる。
空気は運気と多分繋がっている、そんな風に思えて、死蔵させているものは手放して部屋に風を通したいと思った。

ものを減らして新しい家に引っ越した時、
よどんで同じ場所をぐるぐる回るうちにどろどろしていた人生が、
川の水のようにスーッと流れ出した感覚があった。
あの感覚のまま今も流れている。
よどんでいた水を流してくれたミニマルライフに感謝してる。
おわり。
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