「誰かが読んで面白かったという本」の話を聞きたい
京都に住んでいた頃、古本屋に行くのが好きだった。
真夏に下鴨神社で催される「納涼古本市」は極め付けワクワクする。
糺ノ森に関西の古書店が一堂に会する。
森の中、歩いても歩いても本の背表紙が広がる。
ぼんやりと探している本があると、本棚の中でフラフラ彷徨うのが楽しくなる。
今すぐamazonで取り寄せたい、というのではなくて、
頭の中で「あの本と、あの本と、あの本を読んでみたい。偶然出会ったら買いたい。」そういう、ぼんやりとした脳内読みたい本リストがあるといい。
それとは別に、偶然気になった背表紙を見て「この本が自分の人生を少し変えるかも」と考えながら、ぎっしり詰まった本棚から一冊引き抜いてパラパラとページを繰るのも楽しい。
ぼんやり読みたい本リストの参考に
それで、そのぼんやり読みたい本リストの参考にしていたのが、
mixiの読書コミュニティだった。
トピックでは誰かの一番好きな本が語られていたりして、
「誰かがこんなに熱く語るならきっと面白い本なんだろうな。読んでみたいな。」
と思って、読みたい本リストに追加していくのだった。
今ではmixiのログインIDも忘れてしまった。
あのコミュニティと同じように、今読みふけっているものがある。
『ブルータス特別編集 読書入門』である。
本好きの人々が好きな本を紹介する。
人それぞれ、読み方も本の選び方も違う。
気になった部分に赤線を引いて二度と読み返さないつもりで読書する人、
心に引っかかる部分、話の本筋とは離れた部分で気になる部分にひたすら付箋を貼っていく人、
本を読んでは山に登り、また本を読み返す…を繰り返す人。
こんなに自由な、人それぞれの読み方の「型」があるんだなと興味深い。
本の持ち方も人それぞれ、箱一つに収めたい
壁一面の本棚に雑誌のバックナンバーを収集している人から、
登山中に読み終えたら破いて火にくべてしまう人まで。
わたしが素敵だなと心掴まれたのは、
タクラム デザイン エンジニアリングの田川欣哉さん。
元々本棚にたくさんの本を持っていたようですが引っ越しが多く、
荷造りして引っ越しし、荷解きが終わる頃には次の引っ越しの準備をするという生活で、本棚の中の大半の本は手元に置いておく必要がないと思えたそうです。
そして、今は箱一つに収まる分しか本を持たないようにしているんだとか。
その箱は無印良品の硬質パルプの箱。
(※mujiネットを見る限りでは、田川さんがお持ちのものと全く同じ仕様のものは今はない様子?)
入るのは単行本サイズでだいたい20冊。
最初に本棚から本箱へ移行するときの選抜倍率は約20倍だったという。
箱の中に本を入れたり出したりしながら、必要な本を選んだ。
以後、一冊箱に入れると一冊捨てる、を繰り返し、10年以上経った今も新たに本棚を買おうとは思わないそうだ。
高い倍率を勝ち抜いて残った本の選考基準について
手元に置いておきたいのは、自分の人生を作ったほんとは、読むと昔のことを思い出す本。
箱一つに収まる分だけって、いいなぁ。
その箱を一つさっと持ち上げれば本の引っ越し作業は完了。
そんな身軽さに惹かれます。
自分ならどんな20冊を選ぶかな?
そんなことを考えました。
ぼんやりと読みたい本リスト2016
それで、今読みたい本リストに追加されたものたち。
退屈ってのに惹かれる。
ジャズへの憧れ。
ほかの街とはちょっと違うという京都の中華。
え、ほんと?気になったのでぜひ読みたい。
いま一番読みたいな。
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