5/14,15の二日間、

愛知県蒲郡市で開催された森、道、市場2016に行ってきた。

 

会場はラグーナ蒲郡。

芝生あり、海ありの会場。

アウトドア用の折りたたみ椅子を持ってった。

どこでも椅子を設置すればそこが外リビング。

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夕暮れに浜辺に椅子を設置して、そこで砂浜ステージの音楽を聞きながら、

砂浜の上で転げ回る子供を眺めながら夫と何を話すでもなくぼーっとしているその時間が心地よかった。

 

 

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いつか一体になりたい

音楽を聴いている時に目を閉じるのが好きだ。

後ろからふわーっと浜風が吹いたりすると最高に心地よくて、

このまま音楽と風と海の匂いと自分が完全に一体になる感覚を味わえたらどれだけ気持ち良いだろうと思ったけど、

あと一歩、一体にはなれなかったな。

でも本当に心地よかった。

 

いつか一体になりたいな。

そのことについて、

時間ができると思い出したように繰り返し読む記事がある。

1998年11月1日のほぼ日刊イトイ新聞「夏休みがフィッシュマンズを考えている。」

 

わたしはこういう瞬間を待ってる。

そして、どういうメカニズムでそういったことが
起きるのかは脳内革命のナゾだけど、
ふたつのまったく異なる感覚に同時に
スウィッチが入ってしまったようなのだ。
僕はハッチャキになりながら ・・・
半分は寝呆けていた。
そして、僕のカラダはいつのまにか
自分の意志で動かしているものではなくなり、
ペースの言うなりというか、
曲が進んで「静かな朝」になる頃には
なんとも気持ちよく雲の上を漂い始めていた。

(中略)

7曲目に演奏された「それはただの気分さ」の
後半部をなすインストゥルメンタルが、
そして、とんでもなかった。
フィッシュマンズがこんな
感覚を訴えかけてくるバンドだとは、
僕はいままで思いもよらなかった。
その曲は、僕を、ゆっくりと、ゆっくりと、
そして、高い所へ、高い所へとおし上げていった。

http://www.1101.com/fishmans/

 

サマージャム的生活への憧れ 

今年の1月頃から延々繰り返し聴いている曲があって、

それはスチャダラパーの『サマージャム'95』

14日のトリはスチャダラパーで、アンコールがこの曲だった。

サマージャム ’95

 

暑い日にうだうだしてる風景が描かれている。

再放送のドラマでも見て、夕方から風呂入って、その辺散歩して、暇なやつピックアップしたりされたりして、夏に流されていい感じに暮らす。

そんな様子。

ああこんな暮らしがしたいな、と思いながら、

周りを見渡せばみんな気持ちよさそうに揺れててね、

いいなと思った。

 

それぞれに小さな子供を抱いた夫婦が目の前にいて、

音楽に合わせて、二人ともすごく心地よさそうな顔をしてゆらゆらしていたので、

とても幸せな気持ちになった。

 

次々と変わる空気の匂いに、思い出が自動再生されていった

chara×韻シストBANDの音楽を聴いていた。

時刻は20時前。

ちょっと湿ったような外の匂いと原っぱに吹く風を感じたと思ったが早いか、

そういう場所に身を置いていた時の思い出がバババッと自動再生された。

 

高校二年生の秋の夕暮れ、学園祭の前日。

京都音博でくるりを聴いていた2007年の夜。

ある夏の日の製図室での会話がふっと再生されたりして、

ああ遠くまで来たもんだ、と思った。

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朝ヨガで自然と一体になった感覚があった

15日の朝7:30から、浜辺で開催された朝ヨガに参加した。

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BEACH OF HEAVEN / 日曜朝のyogaワークショップ | 森、道、市場

 

ヨガ教室に行くとインド系?のエスニックな音楽が流れてることが多いと思うのだけど、

そこには伊藤尚輝さんによるアコースティックギターのゆるやかな演奏が波の音と一緒に流れてた。

 

ヨガマットの上で仰向けになるポーズ(シャバアーサナ)をした時のことを思い出すと今も幸せな感覚がよみがえる。

 

目を閉じてまぶたを覆う朝の光、

波の音、

ギターの優しい音、

小鳥のさえずる声が目と耳を優しく覆って、

そこに海からの風がふぁーっと通り抜けて行って、

自然と一体になったような感覚があって、もうそれは最高に心地よい時間だった。

 

グアムで海に夕日が沈む時に泳いだ「サンセットスイム」も、

体温と海の水温がほとんど近くて自分の体が海に溶けていくようで、

海と夕日と自分が一体になる感覚が最高だと思ったのだけど、

あれと同じくらい心地よかった。

 

人生の中にこんな「自然と一体になる時間」を極力組み込みたいなと思った。

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そんなことを思った二日間だった。

 



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