ミニマリストになってよかったことってなんだろう?
1年前の部屋の写真を見返しながら、何が変わったか振り返ってみます。
ミニマリストになって、つまり自分にとってのものの適量を知って、その量を保てるようになって変わったことは何か考えてみました。
「~しなければ」という作業をさっさと終えて、自分のやりたいことに集中できる
マキシマリスト時代は、モノにあふれて散らかり倒した部屋で過ごしていました。
休みの日もソファに横になって、何をするでもなくただ時間を過ごしているようなことが多かったです。
「掃除しなくちゃ」「洗濯しなきゃ」「洗濯物干さなきゃ」「片付けしなきゃ」
という無数の「~しなければ」に追われて、手をつけるのが億劫ゆえに何もできず、
「しなければ」を終えてからでないと自分の本当にやりたいこと・・・遊びなり、お出かけなりはしてはいけないと思い込んでいて、
結局何もせず過ごすことが多かったように思います。
そうやって過ごす夕方頃になると「ああ、今日も何もできなかった」と後悔の念にとらわれて、
自己評価がどんどん下がっていくような感覚がありました。
「しなければ」の作業の中でも最も嫌いだったのは、片付けでした。
モノの置き場所が決まっていなかったので、こっちのモノをあっちへ動かし、
これは置き場所が分からないからキッチンのカウンターに仮置きして・・・
キッチンのカウンターはそういったモノであふれていつもゴチャゴチャ。
終わりの見えない作業にイライラしていました。
今はモノが減って「片付け」という作業が必要なくなり、
掃除がめちゃくちゃ楽になりました。
モノの置き場所がほぼ決まっているので、使ったらしまうだけ。
なので休みの日にまとめてモノを片付ける、という作業がほぼ必要なくなりました。
ただ掃除をすればいいだけ。
とっても楽チンだし、朝日の中で掃除をしていると「お掃除ハイ」というような気分が良くなってくるのです。
さくっと掃除を終えて洗い物して、あとは自分のやりたいことに取りかかれる。
人生の持ち時間をできるだけ自分の好きなことに注ぎたいなと思うので、
その状態に少し近づけたという気がしています。
部屋が綺麗だとイライラしない。夫婦喧嘩が減りました。
前の家では夫とよく喧嘩していました。
主に家事の分担について喧嘩していたように思います。
共働きでフルタイム労働しているので、家事は平等に分担しようというのが当初の方針でしたが、結局ほとんどの家事をわたしが負担していました。
「わたしばっかり家事をしている。掃除も洗濯も・・・夫の脱ぎ捨てた服を動かすのも全部わたし。なんでわたしばっかり?」
という思いで家事をしていたので、家事をしているとイライラが募って
「なんでこんなことばっかりしないといけないの?夫もやればいいのに!」と怒りが最高潮に。
夫が帰宅するときにはそのイライラは落ち着いているのだけれど、ふとした瞬間に腹が立ってきていました。
普段は仲良くしていても、ちょっと気に入らないことがあると
「でもわたしばっかり家事やってるのにこんなこともしてくれないなんて不平等だ!」
「家事の作業をリスト化して何割わたしがやってるか表に書き出そうか?!」などと言っていました。
その頃のわたしにとって、「家事(片付け・掃除・洗濯)=夫への怒りが募ってストレスになる作業」だったのです。
断捨離に目覚めてからは、「身軽になりたい」という思いに突き動かされて、
誰に何も言われなくても一人で勝手にモノを捨てて掃除をしていました。
モノを減らせば減らすほど、身軽になって人生の選択肢が増えていくようで、断捨離することには快感が伴いました。
掃除をすると、安心して過ごせる自分の陣地が増えていくようで楽しかったです。
仕事日には「次の休みには何を捨てよう・・・」なんて考えるほど。
掃除という作業が嫌でなくなり進んでしたい作業になりました。
気づけば、「家事(片付け・掃除)=楽しい作業」になっていました。
家事は毎日するもの。
毎日するたびに夫へのイライラが募る作業だったのが、
毎日するたびにちょっと気分が良くなって楽しい作業に変わりました。
毎日ストレスを溜めていたのが、毎日楽しい気分にしてくれる作業に変わったのです。
同じ行為をしていても、180度違う気分で過ごせるように。
すると夫との喧嘩が目に見えて減りました。
家事を自分ばかり負担しても気にならなくなりました。
楽だし、好きな作業だし自分がやっても構わないと思えるように。
家事の分担について喧嘩することがほぼなくなりました。
どんな状態が自分にとって幸せか?を考えるようになった
残業続きなどで仕事がとてつもなく忙しくなると部屋が荒れてきます。
リビングの床にゴミが落ちていたり、使いさしのバスタオルが落ちている状況になり、
歩いていてそれが目に入るととてもドキっとします。
何回見ても目に入るたびに「これ何だ?!」とギョッとするのです。
いつも何もないところにモノがあるとちょっと心が乱されます。
ああ、床に何も落ちていない綺麗な部屋で過ごすと心が落ち着くのだなーと気付きました。
モノにまみれていたころは、モノが多すぎる状態に慣れていてギョッとし続けというかもう目に入っても無視していたというか、
それでも視界にノイズが入りっぱなして常に心がちょっと乱れていたように思います。
こういう、自分の心を乱す状態にならないように心がけるようになりました。
履いた靴下をつい床に脱ぎ捨てる。
でも放置すると気分がよくないから、ちょっと面倒だけど立ち上がって洗濯機に持って行こう。
食べ終わった食器、お皿一枚なら別に朝まで放置しても過ごすことはできるけど、視界に入ると心がモヤっとする。
次トイレに立つ時に食器を流し場に持って行こう。
そんな風に、ついで片付けをするようになりました。
そうすることで、朝から晩までいつでも気分よく過ごせます。
いつも綺麗に片付いているとイライラせずにいられます。
日常の中でごきげんに過ごせる時間が増えたなあと感じています。
自分にとっての適量から「家族にとっての適量」を探す日々へ
今は夫婦二人暮らしですが、この先家族が増えたらモノの適量は変わってくることでしょう。
まだ予定はないですけどね。
もし子供が生まれたら、絵本やおもちゃってどうやって選ぶんだろう?
おしゃれな木のおもちゃだけって訳にはいかないだろうし、キャラクターものやマクドナルドのハッピーセットのおもちゃを揃えたい!と言われたらどこまで買ってどこまで諦めてもらうのか?
また、おもちゃ類ってどうやって仕舞うんだろう?
本はkindleを渡すのか?紙の本に触れる時間も大事そうな気がするけどその辺どうする?
などなど・・・自分本位ではなく、家族にとっての適量を探す必要があるだろうと思います。
そんな日がいつ来るのかは分かりませんが、その時がきたら楽しんで適量を探していきたいです。
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