約1年前の2014年10月、汚部屋からの脱出を決意し、断捨離に目覚めました。
捨てても捨ててもモノにあふれた部屋で、モチベーションになっていたのは
「身軽になりたい」という思いでした。
なぜこうも強く「身軽になりたい」と思ったのか?
きっかけを振り返ってみます。
もともとはモノ好きのマキシマリストでした
過去は本当にモノが好きで、(今もモノは好きですがあれもこれもと買ったりもらったりしなくなった)
少しでも気に入ったモノは持ち帰って自分のモノにしたくてしょうがなかったです。
そして、サプライズでモノを持ち帰って夫に見せると、
「わーい!やったー!」と喜ぶので、その反応が見たくていつもモノを手に入れては家に持ち帰っていました。
家のサイズは変わらないのにどんどんモノが増えて、モノだらけで管理の行き届かないホコリだらけの家になっていました。
それでも、自分の家がモノが多いとか汚い、という感覚はありませんでした。
二人暮らしには随分広い一軒家の借家に住んでいましたが、
増え続けるモノを収納できるように、もっと広い家に引っ越したいと考えていました。
人生を考え直す出来事が起こる
わたしは卒業してからずっと同じ会社に勤め続けています。今5年目です。
もともと、この会社で定年まで勤めたいと考えていました。
キャリアを積んで、その道を歩んでいくつもりでいました。
その未来に希望を持って働いていました。
しかし、配置変えがきっかけで、人生を考え直すことになりました。
詳しくは書きませんが、とても攻撃的なタイプの人と共に働くことになりました。
それが2014年のはじめのころ。
その部署は日に日に暗い雰囲気が立ち込め、人が去り、「いついつまでにここから去る」という同僚の声も聞かれました。
「今日辞めるって言ってしまおうか」と毎朝・毎日・毎晩思いながら、どうにか辞めずに働いていました。
このままこの部署に居つづけて働いたら心を壊すかもしれない。
人生を変えたい。
そう思いました。
いつでも会社を辞められる状態でいたい
この会社に頼らないで生きていけるようになりたい。
会社という大きな船から降りて、自分の小さな小舟で漕ぎだしたい。
そう強く思っていました。
会社員以外の生き方を模索していました。
そのためには暮らしを小さくして持ち物も最小限にして、いつでもどこへでも行けるくらい身軽になりたいと思っていました。
暮らしを維持していくのに必要なお金を最小限にして、いつでも会社を辞められる状態でいたかったです。
なので、会社に勤め続けたくない、という考えを持った時点で
心のどこかで「ミニマリストという生き方」を求めていたのだと思います。
明日にも辞めるかもしれないのに、
わたしが正社員で勤め続けることを前提にローンを組んで新築するなんて・・・
仕事を辞めたらローンの支払いが滞るような暮らし方は怖すぎる・・・
と思うようになりました。
賃貸で小さな家に引っ越したい、と強く思うようになりました。
「会社を辞めたい時に辞めていい。今日辞めたっていい」
「少しくらい無職になっても大丈夫。家賃も高くないしローンもないし何とかやっていける。少ないお金で生活していけるミニマルな暮らしだから」
そう思えることが、会社で勤める上での唯一の希望でした。
明日にも引っ越せる、そんな暮らし方がしたい
「明日にもどこへでも引っ越せる」
そんなサイズ感で暮らしたいと強く思っていました。
そのためには、持ち物はこんなに多くては困る。
今のモノの量を保ったまま引っ越しするとなると、78㎡以上の一軒家とかでないと引っ越せないことになる。
それでは家賃の高い家の可能性が高いし物件が限られる。
ハイエースで二往復するくらいで持ち運べるサイズ感で、ささっと引っ越せるモノの量にしたい、ということを常に頭の片隅に置いて断捨離していました。
モノを減らせば減らすほど、人生においての選択肢が増えていく感覚がありました。
モノの維持・管理にお金も空間も必要ない。
引っ越す先の物件も面積が小さくていいから、いろんな物件が見つかる。
面積が小さい家は家賃が安い。
引っ越しの際も、荷物が少ないから引っ越し業者に頼む必要がない。
固定費が抑えられると毎月の生活経費が安くあがって、無理して稼ぐ必要がない。
なので仕事もいまより給料が安くてもいい。
好きな場所で暮らすことも可能になる。
体の芯に小さな火が灯っているかのように
「身軽になりたい」という思いがいつも燃えていました。
わたしが断捨離に邁進するうちに、夫も影響されてかミニマリストという暮らし方に興味を持つようになっていました。
マキシマムな部屋を持つことから、ミニマムな部屋で暮らしたいという思いに変わっていきました。
そして断捨離をすすめて、モノが少なくなりました。
www.minimalistbiyori.com
家を建てようかと言っていたところから、
断捨離に目覚めてモノを減らしまくり、小さな賃貸への引っ越し。
考えに共感してくれて行動してくれた夫に感謝ですね。
余談
その後、会社内の状況が変わり、辞めずに今も働いています。
以前のようなストレスのない中で働けています。
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