先日、夫と夫の友人と3人で、
金沢にある鈴木大拙館に行きました。

鈴木大拙は、金沢が生んだ哲学者。
1870年11月11日(明治3年10月18日) - 1966年(昭和41年)7月12日)は、禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらしめた仏教学者(文学博士)である。著書約100冊の内23冊が、英文で書かれている。梅原猛曰く、「近代日本最大の仏教者」。
wikipediaより
ものを持たない暮らしをするようになって、禅的なものに惹かれるようになりました。
元appleCEOのスティーブ・ジョブズも禅に傾倒していたとか。
ミニマルな空間に身を置きたい、と思いこの度金沢まで足を運びました。
建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶとともに、「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」によって構成されています。
谷口吉生設計。この思索空間棟は四角い箱に4つ開口があって、それぞれから庭を眺めることができます。
部屋にはコの字上に、畳のベンチが配置してあり、そこに座ってぼんやりすることができます。

建物には無駄な装飾がなく、ただただシンプルで、
開口部からは、庭の水盤の水面と植えられた植物の緑と、水面に映ったシンプルな石の壁が見えるだけ。
夫が「MacBookみたいな建物だね」と言っていました。

来訪者のほとんどが外国人で、みんな静かにその空間に佇んでいました。
わたしもそこに混じって、ただ座ってぼうっと外を眺めていました。

水盤に光があたってゆらゆら揺れて、その反射した光が部屋の天井に影を作りゆらゆら・・・
ただ黙って外を眺めたり、天井の水面の影を眺めたり。
何を考えるでもなく、ただぼうっとする。
こういう時間って普段はなかなか作れないもので、ぼうっとし終わった後には妙に頭がシャキッとしていたりして。
「何もしない」をするのに最適な場所でした。
また何度でも来たい、そう思いました。
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