過去のアイデアを捨てられずにいた
美術系の学科を出ているのですが、学生時代から就職後の今でも、
アイデアを出すときに「クロッキー帳」と呼ばれるノートにアイデアを描きます。
学生時代は、出される課題のアイデア出し、エスキス、図面の下書き的なもの、どんなプレゼンをするか・・・なんでも考えついたことを書き出します。
就職後も、何か販促物を作るときやレイアウトを考えるときや、
趣味的にものを作るときにはスケッチを描いたりしてきました。
就職後4年分のクロッキー帳を読み返すでもなく捨てられずに置いていました。
脳みそから汗流して出したアイデアだけは捨ててはいけないと思っていて。
いつか役立つかも、と思って。
ただノート自体も小さくないので、結構場所をとるんですよね。
先日引っ越しをしたのですが、
www.minimalistbiyori.com
過去のクロッキー帳を破いたら心が軽くなった
この引っ越しにあたって、食器を包もうとしたのですが、
新聞は数年前にとるのをやめてしまっていたので、食器を包むものがありませんでした。
そこで、本棚を断捨離したためにしまう場所に困っていた、この過去のアイデア帳の存在を思い出しました。
5冊に渡るアイデア帳には、いろいろなことが書き綴ってありました。
スツールを作った時のスケッチ、ろくろ講習に通っていた時のスケッチ、
陶芸教室に通っていた時のアイデア出し、
消しゴムはんこ作りにはまっていた時のスケッチと実際に押したページ、
結婚式の紙もののデザインや、結婚式自体をどうするかというアイデア・・・
さまざまなものが描いてありました。
見返してとてもなつかしかったし、
これまたいつか作る日がくるかも・・・?と思うものもありましたが、
何かこれを捨てることに未練が全くなく、一枚ビリっと破いて食器を包みました。
するとなんでしょう、破るのがとても気持ちよく感じました。
一枚破るごとに心がすっと軽くなっていくのでした。
そしてすべてのアイデア帳を捨てて思いました。
新しいものを作りたかったら、考え出したかったら、
過去のアイデアは捨ててしまった方がいいのではないかって。
実際に引っ越しで130kgのものを捨てて、
空いたスペースに新しい何か人生が流入してくるようなワクワク感があって、
アイデアに関してもそれが適応されるような気がしています。
www.minimalistbiyori.com
過去に出したちょっと面白げなアイデアにとらわれて、
「ああアレ作らなきゃ・・・作ってみたらいいのだろうけど・・・」
という思いがよぎるよりも、
もうー真っさらな気持ちで全く新しいこと考えた方が楽しいというか!
古いものにとらわれていてはもったいないというか、古いものを手放さないと新しいものが入ってこない、そう感じています。
物もアイデアも悩みも捨てて、新しいことを取り入れていきたいです。
新刊『暮らしを見直す10分間』(大和書房)が2024年6月9日に発売になりました!
紙の書籍もKindle版もあります。
片付け本×手帳『おふみさんの捨てログ』(文響社)発売中。
日付フリーなのでいつからでも始められます。
『小さな暮らしは生きやすい』(大和書房)販売中。 紙の書籍もKindle版もあります。
LINEスタンプ発売中