今から4年前、2015年初頭にバッグを1つに絞りました。
それまで私は似たようなバッグばかりいくつも持っていて、それでいて綺麗めのバッグなどTPOに合わせたバッグは全然持っていませんでした。
似たようなバッグばかり持っていた
ちなみにどんなバッグを持っていたかと言えば、どれもこれもカラーのコットンバッグばかりでした。A4のファイルが入るくらいのサイズ感の、真っ赤、真っ青、からし色、真っ黄色の無地のショルダーを持っていました。色は違うけど全部用途が同じなんですよね。
ミニサイズのショルダーも持っていて、真っ赤と、それからキャメルのコットンショルダーを一つずつ持っていました。これもまた見た目と用途が近い…。
それからからし色のコットンのリュックも持ってました。あとは完全仕事用のポーターの黒のコットントートと、捨てられずに押入れで眠り続けていた就活バッグ、バックパッカー旅をした時に使った大容量の黒のバックパック、それから茶色の小さな革のバッグ。これもカジュアルで綺麗めな装いに合わせたい時にはしっくりこなかったです。
それから2013年秋に買った真っ白のL.L.beanのコットントートバッグ。これはマチもしっかりあってお弁当箱もA4ファイルもMacBookも入るし、持ち手が丈夫で安心して重いものを入れられるので全幅の信頼をおいていました。
バッグの数も絞りたい。トート1つに絞った。
2014年秋に「身軽になりたい。もっと狭い家に引っ越せるようになりたい。生活費をコンパクトにして、好きな場所で好きな働き方をしたい」と思い立ち、断捨離を開始しました。そして本、服、家具などを断捨離し、バッグも整理しようという考えに至りました。
12個もバッグを持っていながら、用途が重なるものが多すぎる…こんなに似たようなバッグをいくつも持つ必要はあるだろうか?と思い、一つ一つ見直していきました。
最終的に「バッグはこの白のコットントート1つがあればそれでいいのでは?」という考えに至りました。
割と綺麗めのシルエットで、仕事用にも使えるなと思っていたので、バッグも服と同じようにオンオフ兼用にしようと考えたのです。普段着にも仕事着にも合わせられるからこのバッグ1つあればやっていけるのではないかと思ったのですね。
バックパックは欲しい人に譲り、リュックも譲り、コットンショルダー達はリサイクルショップで売り、ついに白のコットントート1つになりました。
ちなみにこの当時は取引先に訪問することもありました。(よくこのバッグで回ってたなって感じなんですが、先輩もコットンのバッグ普通に使ってた…あと販促品がコットントートだったりしたので割と自然だった…) 毎日外回りするわけではなく、基本は会社に出社だったのですが、このトートは仕事用バッグとして申し分なく使いやすかったです。
真っ白というかややキナリがかっていて、コーヒーをこぼしたことも何回かありましたがすぐに中性洗剤で拭き取れば汚れはとれました。
丸5年フル活用していた割にかなり綺麗に持ち続けられたと思います。車移動がメインだったというのも大きいとは思うのですが。(地面に置いたりする場面がほぼない。)
白のコットントート1つは絞りすぎた
そんな便利なコットントートでしたが、さすがに絞りすぎたと感じていました。会社では毎年式典というかちょっとしたパーティーとでも言えばいいのか、ジャケットにパンツスーツで参加する宴のようなものがありました。
その時にコットントートは場違いだ…!としみじみ思いました。
入学式のママのような装いや着物の人もいたと記憶しているのですが、そういう場でキナリがかった白いコットントートは場違い感が凄まじかったです。(これが黒なら多少違ったかもしれないけど)
黒の革の小さなバッグが欲しい…と思いました。
人は社会的な生き物だから、その地域その環境その職場の慣習に合わせた装いを求められるし、自分も出来る範囲でそれに合わせたいと思うもの。
完全フリーランスならまだしも、会社員である自分にとってもういくつかバッグが必要だと思いました。
また別の場面でもTPO別のバッグが必要だと感じたことがありました。
我が家は夫婦で毎年フェスに行っていたのですが、リュックを全て手放した後にフェスに参戦する時「コットントートは…なんか…違わないか?」となりました。
浜辺や原っぱで数時間立ったり座ったり寝転んだり、そういう場面で汚れを気にして白のトートを肩に下げ続けるのは何か違うのでは?と違和感を感じました。
やっぱり汚れにくくて、なおかつ折りたたみ椅子や水分を詰め込んだ荷物を肩への負担少なく背負えるリュックが1つはあってほしい…と思いました。
TPO別に1つずつバッグがあるのが丁度いいと感じた
綺麗めの装いに合わせられる小さなバッグが1つ、アウトドアに持っていける強靭なリュックが1つ欲しい。そういう思いから、A.P.C.の黒革のハーフムーンバッグと、アークテリクスの黒のリュックを買いました。この二つは今も変わらず使い続けています。
その後時を経て、私服の雰囲気が変わってきたので白のコットントートでは合わなくなってきました。
また退社してフリーになったので、お弁当やA4ファイルを入れるバッグというものが必要なくなりました。
そこで白のコットントートをMM6のピンクのトートと入れ替えし、今の3つのバッグに落ち着きました。
バッグ1つはさすがに絞りすぎ。
その経験から、自分の今の暮らしを考えるとバッグは3つあればいいなと感じています。
2月に出た新刊『バッグは3つあればいい』の中でも、絞ったバッグをどういう用途で使っているかや、どういった部分を気に入っているか書いています。
こちらの本もお手にとっていただけたら幸いです。
おわり。
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