ドドドドドドドド田舎から、交通網が整備されていて人がたくさんいる街に引っ越して、ふと「もう物欲がないな、欲しいものが特にないなと思っていたけど、それは住んでいるのが若者がいない街だったから物欲がなかっただけで、人と頻繁に会うようになったら物欲が湧くのでは?」と、ちょっとばかり恐れていました。

人に頻繁に会うようになった

以前は人と会うには往復10時間だとか8時間だとか移動する必要があり、なおかつ連休がとれないといけなくてハードルが高く、おめかしして友人に会うということ自体が2,3ヶ月に一回程度で、同じ季節の間に同じ友人に複数回会うということがなかったのです。
だから「前回と同じ服で会うのは避けたいな」みたいなことが起こり得なかったんですね。

それが、友人が近くに住んでいる状況になるので月に何回も同じ人に会うことも増えて、「前回と同じ服で会うのは避けたいな」「前回とは違うアクセサリーをつけて会いたいな」という欲求が湧いてきたことに気づきました。

環境の変化で物欲が爆発するのではないかと危惧した

また、環境の変化もありました。
以前は服やアクセサリーといった買い物もその数ヶ月に一度外に出た時だけ。
普段はスーパーとドラッグストア以外ほぼ行くこともなく、生活必需品以外のもので何か買おうと思うような場面ってユニクロに行ったときくらい…?本当に物欲が湧く場面がなかったんです。

引っ越したことで、ちょっと外を出歩くだけで欲しいものが並んでいる商業施設があるという環境になりました。
企業が本気を出してセレクトしてディスプレイし、企画が次々と打たれて並ぶものも短いスパンで変わっていきます。

結局友人のほとんどは、私服の制服化をしていることを知っている

越してきて一年近く経ちますが、結局物欲は本人次第なんだなという結論に至りました。

はじめの一ヶ月くらいは物欲が湧いて、それにストップをかけるのに少しだけ苦心しましたが、今では以前ド田舎に住んでいたときと同じくらいものを買わないように、というか物欲をスルーできるようになりました。

まず、1つの季節の間に同じ友人に何度も会うためにできれば毎回違う服で会いたいという欲求について。1シーズンに3パターンくらいのコーデは用意しているので、それを順番に着て会えば全く同じ装いで会うということも避けようと思えば避けられます。
そもそも友人のほとんどは、わたしが「私服の制服化」をしていることを知っていますし、別に同じ服で会っても構わないんだなと気づきました。
というか、近くに友人が住んでいると、友人に会うことが「年に数回の超特別なイベント」ではなくなるんですね。近所だから晩御飯を作ってふらっと集まったり、仕事帰りに待ち合わせてふらっと飲み屋行ったり、日常なんです。友達と会うことが日常になったら、「特別おしゃれしなければ」みたいな気持ちで毎回おめかししなくていいのだという風に意識が変わっていきました。

一番怯えていたもの、アクセサリーは「上限」を決めた

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物欲が爆発しそうで怖いなと思っていたジャンルがあって、それはアクセサリー。
小さくいので数が増えても管理しやすく、手に取りやすい価格だから気を抜くとたくさん買ってしまいそうだなと怯えていました。
これは、「アクセサリーは無印のアクリルケース2引き出し分に収まるだけ」と上限を決めました。
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2月に出した新刊『バッグは3つあればいい』より

また、友人に会うたびにアクセサリーが違っている必要はない、アクセサリーも定番化していいんだということに気づけたので、物欲が爆発するような事態にはなりませんでした。

結局、以前とほとんど変わりありませんでした。
季節の変わり目に私服の制服化の計画を立ててその通りの枚数を買い、3パターンくらいの私服を着まわし、年に数回イヤリングを買い足すことはあれどほとんど定番化したアクセサリーで過ごしています。
前と変わらず、欲しいと思ったら気軽に買うのは本くらいなものです。

環境が変わっても、物欲との付き合い方は本人の意識次第なんだなと感じた次第です。
おわり。

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