先日、ポーの一族展に行きました。 そこで図録を買いました。
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もし今後ポーの一族展に行く予定があるなら、この図録は何があっても手に入れることをおすすめします。 たった2,700円で総ページ数228Pにも渡って美麗な絵を手に入れることができます。

これは紙で持たなければ意味がないノートだ

分冊なんですが、こちらのノートがすごくて。
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ざらっとした紙に萩尾先生のスケッチが描かれているのですが、 初めて手に取った時「まさか現物?」と思うほど(←そんなわけないんですが)手書きの質感を再現してありました。

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紙のシミや下書きの鉛筆の線がそのまま残されていて、本当に先生のアイデアノートを覗き見ているかのような心地になります。これは間違いなくデータ化したら失われてしまうものだと思います。

展示で対面して、「一生忘れないように目に焼き付けよう」と思ったオスカー・ライザーのスケッチも掲載されています。
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大体のものはKindleで手に入れたり、紙の本も一定期間手元に置いたら売却するなどして手元に残さない人間ですが、
これは紙で持たなければ意味がない、ずっとずっと持っていたい、と思いました。

この情報だけで2,700円以上の価値あり

それからこの右下の分厚い画集。
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「トーマの心臓に登場するオスカー・ライザーは萩尾作品に横断して登場する"所属俳優"のような存在で、これこれの作品に登場している…」こんなプチ情報が載っていて、ありがたすぎます。
もうこの1ページだけで2,700円以上の価値があります。

オスカーが他の作品にも出ているらしいということはmixiの萩尾望都コミュ(確か)で情報を得て知っていたのですが(懐かしすぎる情報経路) 公式に、どの作品に出ているのか情報をまとめてあって本当にありがたいです。追いかけますね。

展示物として対面したことで、一枚の絵としての美しさに気づいた

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展覧会が始まって始めの土曜日に行ったこともあり、人が多すぎて全ての絵をじっくり見ることは難しかったです。 見るものを絞って、トーマの心臓の展示をじっくり見てきました。

もう漫画で持っているし、なんなら13歳から年に1度読むことにしているので人生で少なくとも17回は読んだ本なのですが、一枚一枚の絵として見たときに、改めて美しさに気づきました。
物語の終盤の原稿を目にした時は涙が出てきました。

「展示してある原稿を購入して家に持ち帰って壁に飾っていつまでも見ていたい。手に入れたい」と思いましたがそもそも漫画で持ってるじゃん、ということを忘れるくらい一枚一枚が絵として美しかったです。

また、ユリスモール・バイハンはこんなにも美しい男だったのかと驚きました。
トーマの心臓の続きのお話(スピンオフ)の『湖畔にて』も展示されていました。

紙の本はバイブル的に持ち続けたいものだけ残すことにしています。
この画集は大事にしまって、何度も取り出して眺めようと思います。

おわり。
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