身軽になるには物理的にものを減らすのも大事ですが、ものが増える習慣をやめていくことも同じくらい大事です。

先日は「捨ててよかったもの」を振り返りましたが、
今日はやめた習慣を振り返ります。


1.ポイントカードをもつこと

以前はポイントカードを勧められるままに作っていました。

ポイントを貯められる人間=賢い主婦、みたいな意識があったのです。
少しでも損をしてはいけないという固定概念がありました。

▼ホワイトボードにするする絵を描いては消す動画をつくりました。よかったらあわせてどうぞ。



財布にポイントカードが収まりきらないので、カードケースを別で用意していました。

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買い物に行く時に、カードケースも財布も持って行かなければ意味がないものの、
さっと出かける時にはついカードケースのことを失念していて、財布だけ持って行くことが多かったです。

そうなると結局出先で「あ、カード忘れました」ということになり、結局ポイントは貯まらないことに。
自分がすごく損をしていて、ダメな人間だという風に毎回考えてしまい、地味に落ち込んでいました。

ある時、もうポイントを貯めるのはやめようと思いました。
カードを作っても結局カードを忘れてポイントを貯められないなら、いっそポイントに固執するのをやめようと思いました。
それよりも、いつでも財布の金具をカチッと留められるくらいカードが少なくて身軽に出歩ける方がいいなと思いました。

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なので、最低限のお店のカードのみに絞りました。
いつも行くスーパーと映画館のカードのみにしました。(TOHOシネマズ、6回行くと1回無料になるので……)
ちなみにドラッグストアについては、近所によく行くお店が2軒あるのですが、どちらもアプリ上でポイントが貯められるので紙のカードは持っていません。

紙のカードは持たない分、アプリでポイントカード代わりになるものは積極的に活用しています。

Stocard

Stocard - ポイントカード

Stocard - ポイントカード

  • Stocard GmbH
  • ショッピング
  • 無料

 

Stocardというアプリをご存知でしょうか?

202005_yametasyuukan_シーケンス 01.00_02_04_22.静止画016

紙のポイントカードのバーコードを読み取って、アプリ上で管理してくれるというもの。
ヨドバシカメラやニトリ、マツモトキヨシ、ブックオフ、AOKIなど一通りのお店に対応しています。

Tポイントアプリ

Tポイントアプリ

Tポイントアプリ

  • Culture Convenience Club Co.,Ltd.
  • ライフスタイル
  • 無料

 

他に、Tポイントカードのアプリも使っています。

こちらは「うちはアプリには対応していなくてカードのTポイントしか使えません」という小さなお店もちょこちょこあるんですけどね……
よく行くドラッグストアはアプリのTポイントカードでOKなのであまり困っていませんが。

ポイントはアプリで、アプリがなければ諦める。
これでいってます。

2.セールに行くこと

高校生・大学生くらいの頃はセールといえば必ず行かなければいけないとすら思っていました。
そこでくらいしかコートみたいな値段の張るものはゲットできなかったので。(これはまあバイト代でやりくりしている学生にとってはそうですよね)

社会人になってから近隣に服屋がユニクロ以外なにもないドドド田舎に住んでいて(ユニクロの存在がありがたかったですね)
往復5時間往復5000円の交通費を払わないと服屋に行けず、夫と休みが合うことがあまりなかったのでセール時期を狙って出かけることが難しかったのもあり、
セールの時期に服屋に行くということ自体が難しかったので見送っていたのですが、
「あれ、セール時期よりも、その季節が始まる前に服を買った方がいいじゃないか」ということに自然と気づきました。

春服を買うのは1月や2月の冬のうちに、夏服は5月くらいに、秋服は8月くらいから検討するし、冬服は10月に買うというようなスケジュールで動くようになりました。
そうすると、色も形もサイズも全て揃っているので、自分に一番似合うサイズや色を妥協することなく選べるんですよね。
セールだと残っているものの中から選ばないといけないので、
本当は自分に似合う色は完売してしまっている方だけど残っている中ではこの色がましかな……みたいな選び方をせざるを得ないことも多かったので。

また、セールだと着られる期間が短いです。
毎年自分の着たい服の系統も変わるので、自分の気分と服の旬が重なりあう時間はその服との蜜月期間を過ごせますが(その期間はその服が一軍になる)、それをすぎると二軍落ちします。
例えば7月にセールで夏服を買っても9月頭くらいまで3ヶ月くらいしか着られませんが、5月に買っておけば5ヶ月間一軍として着られます。

セールだと出会いは一期一会、その場で瞬時に買うかどうか判断しなければ手を離した隙に別の人に買われていってしまいます。 お茶して検討してもう一度店頭に戻ってくるくらいの慎重さで買い物をした方が失敗がないので、
慌ただしいセール中の買い物は向いていないなと感じます。
そんな理由でセールには行かなくなりました。


というかそもそも最近はセールというか服を買いにお店に行くこと自体が難しいですが……。

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ちなみに、セールで買わないということは、後日自分の買った服が安くなっているのを目にする可能性があるということです。
このGUのワンピース、1月に買った時は2,490円でしたが、
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5月頭には、なんと190円になっていました。

GU

検索結果

ウェブの結果(サイトリンク付き)

それでも1〜4月にたくさん着たのでOKと考えるようにしています。

3.落ちた靴下を放置すること

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これ、ほんの6年前くらいまでめちゃくちゃよくやってました。

亜種として「ソファの背に脱いだコートを放置する」「床にバッグを放置する」「ストールを椅子の背にかけっぱなしにする」などもあります。

一度ものを放置して片付けずに見送ると、部屋の散らかりに対してどんどん鈍くなるんですよね。
床に物が落ちていても気にならなくなっていきます。これが怖い。

もうこの判断基準が壊れると、どこからが散らかっていてどこからがすっきりした空間なのかわからなくなります。
自分の部屋の写真を撮影してみて、それをSNSにアップするつもりで見直してみると、ようやく「あれ、片付いてると思ってたけどめちゃくちゃ散らかってる」と気づけます。散らかりに対して閉じていた目が開く感覚です。

落ちた靴下のそばを通るたびにまたぐと、そのたびに「あとで拾おう」「あとで」「あとで」と、些細なストレスが蓄積していきます。
また、物が落ちていると「そこには物を放置してもいい」というサインを発してしまい、家族もどんどん物を放置していくようになります。
ビルの割れた窓を放置するとそのエリアの治安がどんどん悪化するのと同じような原理ですね。呼び水になってしまいます。

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靴下が落ちてるなと思ったらその瞬間に手を伸ばして片付けるのが大事なのだと思い知りました。


4.カレンダーを壁に貼ること

以前は紙のカレンダーを壁に貼っていました。
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一年分のカレンダーを貼ることで数ヶ月先のスケジュールも管理しようという気持ちが芽生えて、ちゃんと事前に休みを申請するという癖がついたりといい効果もありましたが、
壁にカレンダーを貼るのはやめました。

まず、私は目が悪いので壁に貼ったカレンダーの文字が見えません。
一度席を立って見に行かないと読めないのです。

そして紙のカレンダーはアラーム機能がありません。当たり前ですが。
朝起きてご飯を食べてしばらくぼーっとしてから、「あ、今日は〇〇予定が入ってたんだった」と気づくのでは遅いです。
前日から「明日は〇〇の日ですよ」という通知が欲しいです。
毎日カレンダーを見る習慣があればいいのですが、気づいた時に見るくらいの感じでいると抜け落ちることがあります。

予定はアプリで把握して、3日前から当日にかけて通知をつけるようにしました。
仕事の予定が変更になることも多いので、デジタルの方がスケジュール管理しやすいのもありがたいです。
出先で予定の変更もできますしね。


5.季節のイベントの飾り物をすること

クリスマスには卓上に小さなツリーを、ハロウィンにはカボチャのランタンを、
といったような季節のイベントに合わせた飾り物をすることは数年前にやめました。

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小さな子供のいる家庭では情操教育的に大いに意味があると思いますし、
そもそも季節のものを飾るのが好きな方は楽しむのがいいと思いますが、
1.出したり片付けたりが億劫だなと思ったり、
2.毎年どこに行ったのかわからず行方不明になったり、
3.しまう場所を確保するのが面倒だと感じる人は、すっぱりやめてしまっていいと思います。

私は上記3つ全てに当てはまったのでやめました。


やっぱり、季節のあれこれを飾るって「ていねいな暮らし」として思い描くものとして挙げられると思うんですね。
私も梅の季節には梅酒や梅ジュースを漬けたり、庭で家庭菜園したり、季節に合わせた飾り物をすることに憧れがありました。

けれどそのどれも「でも面倒だな」と思ってしまい、
そういう自分をそのまま認めようみたいな気持ちになって、手放しました。

実際、梅酒を漬けて放置して食器棚の中でカビさせたり、庭にシソの植木鉢を置いていること自体を忘れて枯らしてしまったりしていたので、
自分のキャパシティを超えることに手を出してもしょうがないと思うんですね。

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今はクリスマスなら絵を描いてそれを待ち受け画像として設定したり
Spotifyで、クリスマスのプレイリストを検索してそれを聞いたり、
シュトーレンを買って少しずつ食べたり、
音と味で季節を楽しんでいます。

6.夫婦間で誕生日プレゼントを贈り合う

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もう一年以上袖を通していない服。
自分で買っていれば手放せたであろうものも、人からのプレゼントだと思うと手放すのに躊躇してしまいます。
ものの贈り合いは、ものを通して気持ちの授受が行われた時点で、プレゼントとしての役目を9割方終えていると思っています。
傷んだり、自分の服の系統が変わって着なくなった服は、自分が買ったのと同じように手放していいはずです。
自宅で死蔵させているくらいなら、次の着てくれる人のところに送った方が服にとっても幸せだと思います。
それでも、やっぱり人から贈られたものは、手放しがたいものです。
それなら、最低限夫婦間では毎年の誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントの交換はやめようということになりました。

7.大掃除をすること

年末は忙しい上、水仕事をするには寒すぎます。
大掃除はやめて内容を分割し、中掃除として一年を通して数回に分けて取り掛かるようになりました。

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そろそろ次の中掃除をしたいですね。
エアコンのフィルター掃除と、虫を防ぐためのキャップ取り付け、換気扇掃除をしたいです。





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おわり。


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