今期のドラマ、MIU404の脚本が「逃げるは恥だが役に立つ」や「アンナチュラル」の野木亜希子さんだと知って放送開始を楽しみにしていました。
星野源と綾野剛W主演の警察もの(機動捜査隊)ドラマです。
ドラマを見るときは大抵作業のお供に流し見する感じなのですが、
MIU404の2話のラストで突然大号泣してしまいました。
そんなつもりじゃなかったのに(?)気づけば物語の登場人物の人生を感じて涙が止まらず、
もう一回見たらまた同じところで号泣してしまいました。
2話は「自分は殺人犯だと勘違いされているが殺人は犯していない」と主張している男・加々見と、その男に脅されて車に乗せる老夫婦が主な登場人物です。
加々見はアイスピックを老夫婦の奥さんの首に押し付け、殺されたくなかったら車を出せと言って加々見の実家に向かわせます。
よくよく話を聞けば、加々見は自分が死体のそばにいたので犯人だと疑われており、逃げてきたが、本当は殺していないと言います。
老夫婦は、その言葉を信じると言い、次第に男を応援するようになります。
老夫婦は過去に息子を自殺で亡くしています。
学校で盗みを疑われて、この夫婦は息子がやってないと信じず、それを苦にしたのか(遺書が残されていたわけではないので不明)自殺してしまいます。
この老夫婦は息子を亡くしてからずっと、あのとき息子を信じてあげればよかったと後悔し続けてきました。
サービスエリアで休憩してうどんを食べようと言う夫の言葉で車を降り、
そこで加々見は警察に捕まりかけます。
しかし、老夫婦は男を逃がします。
「逃げて無実を証明しろ!」と言って。
ここからはネタバレになりますが、男は結局殺人を犯していました。
最後には捕まります。
逮捕されてパトカーに乗り込む直前、老夫婦が加々見に声をかけます。
最後まで付き合うって言ったのにごめんね。
また三人でドライブしよう。今度こそ三人でうどん食べよう。
と言います。
男は何も言わずに深くお辞儀をします。

(とても好きだったので描きました。)
このシーンを目にした途端、突然涙腺が決壊したかのように涙が止まりませんでした。
初めはなぜ自分が泣いているのか感情の動きが自分でもわからなかったのですが、
この3人が互いに救い合い、それを目撃したからなのだと気付きました。
老夫婦は息子を自殺で亡くしていて、何があってもあなたのことを信じる、と伝えたかった。息子のような存在の誰かを信じたかったし、それを伝えたかった。
男は、手放しで誰かに信じてもらいたかった。
老夫婦は結構お年を召している設定だと見受けられ、また男は殺人を犯しているので、
恐らくこの「三人でドライブしてうどんを食べる」という約束は果たされないだろう。
男が出所する頃には夫婦はもうこの世にいないかもしれない。
だから、この約束は実現はたぶんできない。
けれど、この男は一生老夫婦にもらった言葉に救われるだろう。
そして同時に、老夫婦もまた、この男に救われた。
もう会えなかったとしても、互いに救い合ったことはなくならないし、残り続けるのだなと思い、たまらない気持ちになった。
本当に見てみてほしいです。
また米津玄師の「感電」がかかるタイミングが最高なんですよね。
あまりによかったので、Paravi(パラビ:配信サービス、民放のドラマが豊富)に登録したし、
気づけば野木亜希子さんのドラマを貪るように見始めました。
パラビは2週間無料で見られます。
今週の金曜までに1〜4話を見れば追いつけます。
せっかくだからと野木さんの他のドラマも見たいと思い、「重版出来」を完走しました。
こちらは出版社で青年漫画雑誌の編集とその周辺の「漫画家を発掘し、育て、漫画を描き、本を作り、営業し、売る人々」の物語です。
毎話ぐっと胸に迫るお話でした。
いいドラマだいいドラマだとはずっと聞いていたので、ようやく見られて嬉しいです。
そして今は4周目のカルテットを楽しんでいます。
何回見てもいいですね。
おわり。
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星野源と綾野剛W主演の警察もの(機動捜査隊)ドラマです。
タイトル『MIU404』の“MIU”とはMobile Investigative Unit(機動捜査隊)の頭文字であり、“404”は綾野と星野が演じる機動捜査隊員の二人を指すコールサインだ。
TBS 金曜ドラマ MIU404
ドラマを見るときは大抵作業のお供に流し見する感じなのですが、
MIU404の2話のラストで突然大号泣してしまいました。
そんなつもりじゃなかったのに(?)気づけば物語の登場人物の人生を感じて涙が止まらず、
もう一回見たらまた同じところで号泣してしまいました。
2話は「自分は殺人犯だと勘違いされているが殺人は犯していない」と主張している男・加々見と、その男に脅されて車に乗せる老夫婦が主な登場人物です。
加々見はアイスピックを老夫婦の奥さんの首に押し付け、殺されたくなかったら車を出せと言って加々見の実家に向かわせます。
よくよく話を聞けば、加々見は自分が死体のそばにいたので犯人だと疑われており、逃げてきたが、本当は殺していないと言います。
老夫婦は、その言葉を信じると言い、次第に男を応援するようになります。
老夫婦は過去に息子を自殺で亡くしています。
学校で盗みを疑われて、この夫婦は息子がやってないと信じず、それを苦にしたのか(遺書が残されていたわけではないので不明)自殺してしまいます。
この老夫婦は息子を亡くしてからずっと、あのとき息子を信じてあげればよかったと後悔し続けてきました。
サービスエリアで休憩してうどんを食べようと言う夫の言葉で車を降り、
そこで加々見は警察に捕まりかけます。
しかし、老夫婦は男を逃がします。
「逃げて無実を証明しろ!」と言って。
ここからはネタバレになりますが、男は結局殺人を犯していました。
最後には捕まります。
逮捕されてパトカーに乗り込む直前、老夫婦が加々見に声をかけます。
最後まで付き合うって言ったのにごめんね。
また三人でドライブしよう。今度こそ三人でうどん食べよう。
と言います。
男は何も言わずに深くお辞儀をします。

(とても好きだったので描きました。)
このシーンを目にした途端、突然涙腺が決壊したかのように涙が止まりませんでした。
初めはなぜ自分が泣いているのか感情の動きが自分でもわからなかったのですが、
この3人が互いに救い合い、それを目撃したからなのだと気付きました。
老夫婦は息子を自殺で亡くしていて、何があってもあなたのことを信じる、と伝えたかった。息子のような存在の誰かを信じたかったし、それを伝えたかった。
男は、手放しで誰かに信じてもらいたかった。
老夫婦は結構お年を召している設定だと見受けられ、また男は殺人を犯しているので、
恐らくこの「三人でドライブしてうどんを食べる」という約束は果たされないだろう。
男が出所する頃には夫婦はもうこの世にいないかもしれない。
だから、この約束は実現はたぶんできない。
けれど、この男は一生老夫婦にもらった言葉に救われるだろう。
そして同時に、老夫婦もまた、この男に救われた。
もう会えなかったとしても、互いに救い合ったことはなくならないし、残り続けるのだなと思い、たまらない気持ちになった。
本当に見てみてほしいです。
また米津玄師の「感電」がかかるタイミングが最高なんですよね。
あまりによかったので、Paravi(パラビ:配信サービス、民放のドラマが豊富)に登録したし、
気づけば野木亜希子さんのドラマを貪るように見始めました。
パラビは2週間無料で見られます。
今週の金曜までに1〜4話を見れば追いつけます。
せっかくだからと野木さんの他のドラマも見たいと思い、「重版出来」を完走しました。
こちらは出版社で青年漫画雑誌の編集とその周辺の「漫画家を発掘し、育て、漫画を描き、本を作り、営業し、売る人々」の物語です。
毎話ぐっと胸に迫るお話でした。
いいドラマだいいドラマだとはずっと聞いていたので、ようやく見られて嬉しいです。
そして今は4周目のカルテットを楽しんでいます。
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