ミニマリストになりたいという10代の方からのお悩み相談メッセージがきました。
この度はメッセージありがとうございます。
10代でミニマリストになりたいと思う方がいるんだなぁと感慨深い思いです。
10代はまだ経済的な面で満足に自分が望むものを買えないことがほとんどだと思うので、
「あれが欲しいけど今はこれで我慢」とか、「これが欲しいからあれは諦めよう」という優先順位をつけるとか、そういうことを日常的にしなければならないですよね。
その分、バイトを始めたり社会人になって自由に使えるお金ができると、あれもこれもと買ってしまう時期がある人が多いのではないかと思います。
しかし、ミニマリストという言葉が浸透するよりずっと前から、先天性ミニマリストはいました。
ミニマリストには大まかにわけて2通りに分類できると思います。
先天性ミニマリスト、後天性ミニマリストです。
先天性ミニマリストは、幼い頃から少ないもので暮らす人。
一人暮らしを始めても、キャリーケースや段ボール箱をテーブルにして、あとは寝具と調理器具や食器が少しあるだけ、というような。
何を買うにしても熟考して、ものを増やすことに慎重、こういうタイプです。
ミニマリストブログを書いてらっしゃる方とお話すると、何割かがこの先天性ミニマリストです。
私の友人にも何人かこのタイプの人がいます。
後天的ミニマリストは、ものを溜め込んだ時期を経て、物量を減らしたいと思うきっかけが何かあり、ものを減らして物量を少なくキープしつづけている人。
私は完全にこちらのタイプです。
2014年頃まで一軒家の借家に住んでいました。
田舎だったのでそれはそれは安い家賃で一軒家を借りることができ、
(78m2/二階建て一軒家/車2台駐車可能/家賃月6万円でした)
収納がたくさんあったのでどんどんものを増やしては溜め込み、減らすという概念すら持っていませんでした。
ものが増えすぎた2014年秋頃、運が悪いなと思うことが立て続けて起こり、物量について初めて意識を向けることになりました。
掃除が行き届いていないと運気が下がるという記事を見かけて、掃除をするうちに、掃除の前にものが多いと片付けが必要になるので、さっと掃除をするためにはまずものを減らす必要があることに気づきました。
一言でまとめるなら、掃除を行き届かせて運気をあげるために物量を減らそうと思ったのです。
また、好きな時に好きな土地で好きな働き方をしたいと思うようになったために、少ない物量をキープして生きていきたいと思いました。
なのでミニマリストになろうと思ってものを物量を減らしました。
メッセージを送ってくださったご相談者さんはどちらのタイプでしょうか?
「どうやって勉強したら良いでしょう?」とあるので、後天性ミニマリストタイプでしょうか。
もし後天性タイプでしたら、
これまでは気にならなかったのに、「ミニマリストになりたいと思い始めた途端に、家族の物量が気になってしまう」ということは結構あるあるなのではないかと思います。
まずはそのあたりについてお話しますね。
18,19歳なら一人暮らしの可能性もあるかもしれませんが、仮にご実家で家族と暮らしていると想定してお話します。
ひとつ、人と暮らすなら心がけたほうがいいことについてお伝えしておきます。
"人は人、自分は自分と分けて考える"ことです。
(もしかしたらご家族もすっきりした物量を好む方だったりして全然当てはまらない可能性もあるかもしれませんが、お目を通していただければと思います。)
もし仮にご家族がものをたくさん持つタイプだったとしても、説き伏せようとしてはいけません。
自分以外のものを勝手に捨てたりしてはいけません。
ここさえ守ることができれば大丈夫だと思います。
心地よい物量は一人一人違います。
以前『あなたの愛する物量で生きよ』という記事を書きました。
ものが少なければえらいわけでもなければ、
ものが多くても、それを自己管理して整理できているのであればそれでいいことです。
ものを持ちすぎてゴミ屋敷と化していて、虫が湧いたり健康被害が出ているような状況であれば人の物量に口出しする必要もありますが、
そうでないなら、人の物量に口出ししないようにすべきだとわたしは考えています。
一人一人が、自分の愛する物量で生きたらいいと思っています。
もしご自分以外の家族がものをたくさん持つタイプだったとしても、
人は人、自分は自分と、分けて考えましょう。
ご実家暮らしでしたら、この記事が参考になる部分があるかもしれません。
リビングやダイニングなど、家族みんなで使う空間は「駅くらい公共の空間」という風に認識するといいかもしれません。
最寄駅のインテリアが自分好みでなくても、なぜもっとこうしないんだともどかしい気持ちになったりすることはないと思います。
それは、駅が自分以外も利用する公共空間だと認識しているから。
みんなが利用する場所はみんなのもの。
そこに多少ものが多くても、「ここは家族にとって公共の場所だ」という認識をすると、家族と心地よい物量の違いがあっても、共存できると思います。
自分の部屋が与えられているのなら、その空間は自分のもの。
物量も好きなようにコントロールできます。
自分の空間を、できる範囲で理想の空間にするということに注力しましょう。
1日1箇所10分ずつでいいので片付けをすることをおすすめします。
上の画像の資料は、『ミニマリストの捨てる技術で自宅にワークスペースをつくる!|おふみの知恵袋vol.03デジタルブック版』の一部です。
人は生活しているとどうしてもものが増えていきます。
ノベルティをもらったり、頂き物で増えたり、欲しい服があって買ったものの昨年買った服は手放さずに持ち続けていたり。
ものが増えるのは無意識なのですが、ものを減らすのは意識しないと減らせないんですよね。
なので、毎日10分でいいので、ものを減らす意識をもつことをおすすめします。
取り掛かっても10分間で終わるくらいの量を整理する。引き出し一段分でもいいですし、引き出しの中の仕分けケース1つ分でも構いません。押入れの中身を全部出したりすると途中で途方に暮れてしまいますが、引き出し1段分ならちゃんとやり遂げて一日を終われるはず。
それを、歯磨きするみたいに毎日の暮らしの習慣にします。
例えばスマホを見る時間を10分減らして、毎日22時にアラームをかけて10分間片付けをする。
こんな風に片付けを続けていけば、一ヶ月後には30箇所分がすっきり整理させた状態になっています。1年で365箇所分です。
1日に取り組むのは極簡単に、でも毎日コツコツ続ければ継続の力で大きなリターンがある、 というコツコツ力を借りて整理してみてください。
こちらの資料が参考になるかもしれません。
無料でダウンロードできるので、よかったらご覧になってみてください。
A4で26P分、ぎっしりの内容になっているので、少しずつ読んでみて実践していただけたら、かなりすっきりすると思います。
先天性ミニマリストは自然とものを少なくキープできると思います。
しかし、後天性ミニマリストはもともと物持ちさんだったのが意識的に物量をコントロールしてものを少なくキープしているので、
物量コントロールを続ける必要があります。
不要なものはないか、定期的に振り返る必要があるのです。
生活しているとものは自然と増えていきます。
片付けを続けるためのモチベーションが必要だと考えます。
片付けが続かなくなった時、ものが増えてきた時、
片付けに取り掛かるモチベーションを上げるためのトリガーみたいなものが何かあると助けられると思います。
わたしは好きな物量のミニマリストブロガーさんのブログを読むことでした。
その方のブログを読むと、記事を読み終える頃には立ち上がってゴミ袋を手にして今すぐものを捨てて整理したくなるんですよね。
この方なんですけど、2014年秋からずっと読んでます。
それがブログでなくても、すっきりしたお部屋に住んでいる方のInstagramの投稿を見るでもいいですし、そういう暮らしをしている方の発信している動画を見るでもいいですし、何か継続的に見てモチベーションをあげられるものがあると、片付けを楽しく続けられるのではないかと思います。
なにか少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
情報が少なく汲み取りきれない部分があったと思うので、
もし追加でお尋ねになりたいことがあればメッセージください。
またブログでご回答できればと思います。(ゆっくりになるかもしれませんが)
おわり。
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こちらもどうぞ。
これまでに回答したお悩み相談。
ある日突然捨てたものを思い出して辛くなってしまうというお悩み。
一軒家を建てるのをやめて賃貸を選んだ理由について回答しました。
ビデオチャットでお悩み相談も受け付けています。
私は、おふみさんのようなミニマリストになりたいと思っています。
私はまだ10代なので、どうやって勉強したら良いでしょう?
この度はメッセージありがとうございます。
10代でミニマリストになりたいと思う方がいるんだなぁと感慨深い思いです。
10代はまだ経済的な面で満足に自分が望むものを買えないことがほとんどだと思うので、
「あれが欲しいけど今はこれで我慢」とか、「これが欲しいからあれは諦めよう」という優先順位をつけるとか、そういうことを日常的にしなければならないですよね。
その分、バイトを始めたり社会人になって自由に使えるお金ができると、あれもこれもと買ってしまう時期がある人が多いのではないかと思います。
しかし、ミニマリストという言葉が浸透するよりずっと前から、先天性ミニマリストはいました。
ミニマリストには大まかにわけて2通りに分類できると思います。
先天性ミニマリスト、後天性ミニマリストです。
先天性ミニマリストは、幼い頃から少ないもので暮らす人。
一人暮らしを始めても、キャリーケースや段ボール箱をテーブルにして、あとは寝具と調理器具や食器が少しあるだけ、というような。
何を買うにしても熟考して、ものを増やすことに慎重、こういうタイプです。
ミニマリストブログを書いてらっしゃる方とお話すると、何割かがこの先天性ミニマリストです。
私の友人にも何人かこのタイプの人がいます。
後天的ミニマリストは、ものを溜め込んだ時期を経て、物量を減らしたいと思うきっかけが何かあり、ものを減らして物量を少なくキープしつづけている人。
私は完全にこちらのタイプです。
2014年頃まで一軒家の借家に住んでいました。
田舎だったのでそれはそれは安い家賃で一軒家を借りることができ、
(78m2/二階建て一軒家/車2台駐車可能/家賃月6万円でした)
収納がたくさんあったのでどんどんものを増やしては溜め込み、減らすという概念すら持っていませんでした。
ものが増えすぎた2014年秋頃、運が悪いなと思うことが立て続けて起こり、物量について初めて意識を向けることになりました。
掃除が行き届いていないと運気が下がるという記事を見かけて、掃除をするうちに、掃除の前にものが多いと片付けが必要になるので、さっと掃除をするためにはまずものを減らす必要があることに気づきました。
一言でまとめるなら、掃除を行き届かせて運気をあげるために物量を減らそうと思ったのです。
また、好きな時に好きな土地で好きな働き方をしたいと思うようになったために、少ない物量をキープして生きていきたいと思いました。
なのでミニマリストになろうと思ってものを物量を減らしました。
メッセージを送ってくださったご相談者さんはどちらのタイプでしょうか?
「どうやって勉強したら良いでしょう?」とあるので、後天性ミニマリストタイプでしょうか。
もし後天性タイプでしたら、
これまでは気にならなかったのに、「ミニマリストになりたいと思い始めた途端に、家族の物量が気になってしまう」ということは結構あるあるなのではないかと思います。
まずはそのあたりについてお話しますね。
家族と暮らすこと
また、10代とのことですが、ご実家でご家族と同居されていますか?18,19歳なら一人暮らしの可能性もあるかもしれませんが、仮にご実家で家族と暮らしていると想定してお話します。
ひとつ、人と暮らすなら心がけたほうがいいことについてお伝えしておきます。
"人は人、自分は自分と分けて考える"ことです。
(もしかしたらご家族もすっきりした物量を好む方だったりして全然当てはまらない可能性もあるかもしれませんが、お目を通していただければと思います。)
もし仮にご家族がものをたくさん持つタイプだったとしても、説き伏せようとしてはいけません。
自分以外のものを勝手に捨てたりしてはいけません。
ここさえ守ることができれば大丈夫だと思います。
心地よい物量は一人一人違います。
以前『あなたの愛する物量で生きよ』という記事を書きました。
ものが少なければえらいわけでもなければ、
ものが多くても、それを自己管理して整理できているのであればそれでいいことです。
ものを持ちすぎてゴミ屋敷と化していて、虫が湧いたり健康被害が出ているような状況であれば人の物量に口出しする必要もありますが、
そうでないなら、人の物量に口出ししないようにすべきだとわたしは考えています。
一人一人が、自分の愛する物量で生きたらいいと思っています。
もしご自分以外の家族がものをたくさん持つタイプだったとしても、
人は人、自分は自分と、分けて考えましょう。
ご実家暮らしでしたら、この記事が参考になる部分があるかもしれません。
リビングやダイニングなど、家族みんなで使う空間は「駅くらい公共の空間」という風に認識するといいかもしれません。
最寄駅のインテリアが自分好みでなくても、なぜもっとこうしないんだともどかしい気持ちになったりすることはないと思います。
それは、駅が自分以外も利用する公共空間だと認識しているから。
みんなが利用する場所はみんなのもの。
そこに多少ものが多くても、「ここは家族にとって公共の場所だ」という認識をすると、家族と心地よい物量の違いがあっても、共存できると思います。
自分の部屋が与えられているのなら、その空間は自分のもの。
物量も好きなようにコントロールできます。
自分の空間を、できる範囲で理想の空間にするということに注力しましょう。
ものを減らすために。増えるは無意識、減らすは意識しないとできない。
もし今ものが多くて減らしたいということでしたら、1日1箇所10分ずつでいいので片付けをすることをおすすめします。
上の画像の資料は、『ミニマリストの捨てる技術で自宅にワークスペースをつくる!|おふみの知恵袋vol.03デジタルブック版』の一部です。
人は生活しているとどうしてもものが増えていきます。
ノベルティをもらったり、頂き物で増えたり、欲しい服があって買ったものの昨年買った服は手放さずに持ち続けていたり。
ものが増えるのは無意識なのですが、ものを減らすのは意識しないと減らせないんですよね。
なので、毎日10分でいいので、ものを減らす意識をもつことをおすすめします。
取り掛かっても10分間で終わるくらいの量を整理する。引き出し一段分でもいいですし、引き出しの中の仕分けケース1つ分でも構いません。押入れの中身を全部出したりすると途中で途方に暮れてしまいますが、引き出し1段分ならちゃんとやり遂げて一日を終われるはず。
それを、歯磨きするみたいに毎日の暮らしの習慣にします。
例えばスマホを見る時間を10分減らして、毎日22時にアラームをかけて10分間片付けをする。
こんな風に片付けを続けていけば、一ヶ月後には30箇所分がすっきり整理させた状態になっています。1年で365箇所分です。
1日に取り組むのは極簡単に、でも毎日コツコツ続ければ継続の力で大きなリターンがある、 というコツコツ力を借りて整理してみてください。
こちらの資料が参考になるかもしれません。
無料でダウンロードできるので、よかったらご覧になってみてください。
A4で26P分、ぎっしりの内容になっているので、少しずつ読んでみて実践していただけたら、かなりすっきりすると思います。
片付けのモチベーション維持が大事
冒頭で先天性ミニマリストか、後天性ミニマリストかどちらでしょうかと書きました。先天性ミニマリストは自然とものを少なくキープできると思います。
しかし、後天性ミニマリストはもともと物持ちさんだったのが意識的に物量をコントロールしてものを少なくキープしているので、
物量コントロールを続ける必要があります。
不要なものはないか、定期的に振り返る必要があるのです。
生活しているとものは自然と増えていきます。
片付けを続けるためのモチベーションが必要だと考えます。
片付けが続かなくなった時、ものが増えてきた時、
片付けに取り掛かるモチベーションを上げるためのトリガーみたいなものが何かあると助けられると思います。
わたしは好きな物量のミニマリストブロガーさんのブログを読むことでした。
その方のブログを読むと、記事を読み終える頃には立ち上がってゴミ袋を手にして今すぐものを捨てて整理したくなるんですよね。
この方なんですけど、2014年秋からずっと読んでます。
それがブログでなくても、すっきりしたお部屋に住んでいる方のInstagramの投稿を見るでもいいですし、そういう暮らしをしている方の発信している動画を見るでもいいですし、何か継続的に見てモチベーションをあげられるものがあると、片付けを楽しく続けられるのではないかと思います。
なにか少しでもお役に立てる部分があれば幸いです。
情報が少なく汲み取りきれない部分があったと思うので、
もし追加でお尋ねになりたいことがあればメッセージください。
またブログでご回答できればと思います。(ゆっくりになるかもしれませんが)
おわり。
▼いつも応援ありがとうございます。
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こちらもどうぞ。
これまでに回答したお悩み相談。
ある日突然捨てたものを思い出して辛くなってしまうというお悩み。
一軒家を建てるのをやめて賃貸を選んだ理由について回答しました。
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